2012年1月31日

じいちゃんの金庫から出てきたもの

じいちゃんが大切にしていた(?)金庫があり、「開かずの金庫」と思われていたが、葬儀の後に金庫を開けるための説明書を探そうとしたら、すでに鍵が差してあったらしい。まさかじいちゃんが死期を悟ってそこまでしたとは思えないが、息を引き取るまでの1ヶ月のじいちゃんの行動を思うと、それもありえなくはない。

ところで、じいちゃんの金庫からはいろいろなものが出てきた。お札がたくさんあったが、1円札が出てきたのには驚いた。それから一銭硬貨もあったが、調べると、どちらも大して価値はないのだとか。ただ、じいちゃんが大切にとっていたものだから、我が家では家宝になる。叔父が言っていた。
「この家の、最初のご先祖になる人だからね」

さて、金庫にあったなかで最も感動したのは預金通帳で、それも、じいちゃんからしたら甥っ子名義の通帳が2つあったことだ。母や叔父からしたら従兄にあたる人たちのための通帳である。詳しくは分からないが、彼らの父上が早くに亡くなったので、じいちゃんが「甥っ子たちのために」と毎月1000円ずつ貯金していたらしい。ずいぶん昔の1000円だから、決して少ない額ではなかったと思う。そういうことも、誰に誇ったり自慢したりするでなく、ひっそりとやるじいちゃんなのだ。そうして貯めたお金で甥っ子の就職のときにブレザーを買い、さらに彼が、今度は俺の叔父(彼からしたら従弟)の就職のときにブレザーを買って返したというエピソード。

俺のじいちゃんはやっぱりすげぇと思った。

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