2012年2月28日

祖父と娘

平成24年2月26日、23時06分。

これが我が娘の誕生日時だ。そして、この13時間半前に、祖父の納骨が終わっていた。あまりにも出来過ぎた、不思議な展開だった。

以前にも書いたが、祖父が倒れたのが平成24年1月16日。その前日の15日、俺は切迫早産で入院していた妻を見舞いに行った。本来であれば二人でデートして、実家には寄らずに島に戻る予定だった。しかし、妻が入院して暇だったので実家に帰ったのだ。それが、意識のある、体の動く祖父と会って話した最後になった。

祖父が亡くなって、こじつけかもしれないけれど、
「娘が危険を冒して、祖父に引き合わせてくれたんだ」
そういう気がしていた。

そしてその後、2月24日の予定日を過ぎても娘はまったく生まれる気配がなかった。今度は祖父が娘に、
「まだぞ、まだぞ」
そう言って遊んでくれているような想像をした。子どもをあやすのが天才的に上手かった祖父は、近所で赤ちゃんが泣いていて、その母親さえ泣き止ませきれないのを「どれどれ」そう言って抱き上げて泣き止ませていたくらい、子ども好きで扱いの上手い人だったそうだ。だから、まだ生まれていない自分のひ孫と遊ぶくらいお茶の子さいさいなんじゃないかと、そういう風に思った。

そんな祖父の四十九日、納骨と同日に娘が生まれるなんて、これはもうただの偶然なんて思えない。もし一日遅かったら、俺は島に戻っていてすぐには駆けつけられなかった。抜けられない仕事もあるので、娘に会えるのは早くても4日遅れになっていたはずだ。また生まれるのが一日早かったら、祖父の四十九日か娘かを選ばなければならなかった。祖父の四十九日が終わってから生まれてきてくれたおかげで、どちらもを大事にすることができた。やっぱり、なにかある。

ありがとう、じいちゃん。
そんなあなたの孫であることを、本当に誇りに思います。
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ありがとう、我が娘。
そんな君の父であることが、とっても幸せだよ。

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8 件のコメント:

  1. あっこも思いました(>_<)

    絶対お祖父様と娘さんは繋がってるんだなぁ…って。産まれた報告聞いた時に同じような事をブログに書いてしまいましたもん。

    科学で証明は出来ないけど、素敵な繋がりですよ。

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    1. >あっこ
      なんかあるよね。
      あっこのブログを読んで感動したもんw

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  2. おめでとうございます!
    かわいい赤ちゃんですね。そして理知的なお顔立ちです。

    初めてのお子様で、感無量のことと思います。
    それと同時に、守らなければならない者が増えたことによる
    責任の重みも自覚しているのではないでしょうか。

    <やっぱり、なにかある>
    私もこのような現象を、最近なんとなく感じるときがあります。
    いままでは、あまりこのようなことを気にかけてことはなかったのに。
    というよりは、不確かなことと否定をしていましたが。

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    1. >海境惺さん
      ありがとうございます。
      いまは会いたい気持ちが一番大きいですねぇ。

      俺も不確かなことが確かにある、という確信を抱くに至りました。

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  3. いちはさん、チタロウさん、太郎ちゃん、おめでとうございます!!!
    よかったー!!

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    1. >こばねさん
      ありがとうございます!
      太郎が赤ちゃん返りするかもしれませんw

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  4. Ciao Willwayさん
    確かに、だれよりも先にじいちゃんがこの子に会ってるかもね ^^
    巡る命のたくましさ、素晴らしさを感じます

    心なしか、子供のころのWilwayさんに似てる気がします お嬢さん

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    1. >junkoさん
      言われてみて、見くらべると確かに似ていますね!!
      気づかなかったです(笑)

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