2012年2月3日

超合金ロボットと昔話と図鑑の思い出

忘れられないのに、思い出す機会が少ない、そんな思い出がある。
そんな思い出は、忘れられないと思いつつ、いつか思い出す機会がなくなるのかもしれない。その日のために、記録しておくじいちゃんの記憶。

俺が小学校に入ってすぐだったと思う。じいちゃんが東京だか福岡だか分からないが、とにかく旅行に行った。そして、お土産に買ってきてくれたのが超合金ロボット、ではなく、昔話全集だった。
俺は泣いた。
超合金のロボットが欲しかったのに、何十冊もある昔話なんて……。泣いて、泣いて、いじけて、泣いて、泣きじゃくって、泣いた。数日間はその昔話のセットを見るのも嫌だった。

ところが、数日もすると機嫌もなおって、そうするとその本が気になりだした。とりあえず、知らない話で面白そうなものを選んで読んでみた。これが予想以上に面白くて、次から次へと読んでしまった。結果として、そんな日にちも経たないうちにすべてを読破していた。

それから数年後、俺が小学校6年生になったときのこと。じいちゃんが、俺の従弟に図鑑セットを買っていた。小学生向けなので、大人が読むと大したことはないとは思うが、なかなか面白いもので、これまたじいちゃんちで眺めて過ごした。このときの知識が、中学校以降で何かの役に立ったような気がする。

我ながら苦笑いしそうな思い出だが、思い出す機会があるうちに残しておく。

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