2012年3月9日

早起きだったじいちゃん

医学部一年生の半年間は、じいちゃんの家から通っていた。当時25歳の俺はまだ夜ふかし朝寝坊な生活が好きで、農業をやっているじいちゃんの家とは生活リズムがずれていた。

そんな俺が、ひょんなことに朝早く目覚めたことがある。6時前だったろうか。部屋から出て、居間に行ってテレビをつけた。さすがに、まだ誰も起きていなかった。みんなが起きてきて、早起きした俺を見て驚く姿を想像して、ちょっとおかしかった。

すると、庭の方で音がした。聞きなれた軽トラックのエンジン音で、停車し、ドアが開き、閉まり、ゴソゴソと人の動く気配もする。なんと、誰も起きていないわけじゃなく、すでにじいちゃんとばあちゃんは起きて畑に行っていて、一仕事終えて帰ってきたのだった。

当時、じいちゃんは76歳。自分が76歳になったとき、あれほどの仕事熱心さとパワフルさを持っているだろうか。じいちゃんの孫なんだから、持っていたいな、とは思う。

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