2012年10月31日

ある電力会社の新入社員が抱える憂うつと鬱憤

先日、東京の某一流私大を卒業した後、電力会社に就職して一年目の男性と話すことができた。今けっこう大変じゃないのかと聞いてみると、いろいろと憂うつになることや鬱憤のたまるようなことがあるようだ。

例えば、飲み会などで社名を出さないのはもちろんのこと、スーツにつけている社章も外す。そこまで気をつけて飲んでいても、ふとした拍子にバレてしまうことがあり、そういう時には無関係の酔客からからまれることもある。会社に内定した後で震災から原発問題に至る問題が発生してしまい、高かったモチベーションに憂うつという陰がさしている。

さて、ここまで原発が社会問題になっているのだから会社内がピリピリしているかというとそうでもないらしい。
「現場は緊張感があるのに、上層部や中間管理職あたりが気楽に構えているとか?」
「いや……、もっと近い層の、ほんの少し上の先輩たちでさえ危機感がありません。そういう姿を見ていると……、なんというか、憤りというか……」
会社内に「嵐が過ぎるのを待とう」「国民も喉元過ぎれば忘れるさ」といった空気が漂っていて、それが入社したばかりで意気たぎる彼には腹立たしいようだ。

そうは言っても、入社してまだ一年にも満たない彼が先輩や上司にもの申すなんてことは無理なわけで、複雑な表情で現状を語る彼の姿が印象に残った。

抱っこがすっぽりハマる時

<10月29日>
風呂上がりの20時半、そろそろ寝かしつけようと思ってサクラを抱っこして数分後、サクラの体が非常にすっぽりと馴染むポジションに入った。なんとも言えない一体感。シンクロ率100%。するとあら不思議、いつもは20-30分くらいはかかる寝かしつけが、ものの数分で成功。そのまま布団へ連れて行ってオヤスミナサイとなった。また一つパパレベルが上がったような気がした。
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<10月30日>
そう簡単には寝てくれなかった。最後はママ頼みになってしまった。パパ修行の道のりは厳しい。

泥まみれの死

泥まみれの死

沢田教一の文庫版写真集。沢田がどのような写真を遺したかは、グーグル検索で見るのが早い。

2012年10月30日

ライカでグッドバイ―カメラマン沢田教一が撃たれた日

ライカでグッドバイ―カメラマン沢田教一が撃たれた日

カメラマン沢田教一の足跡をたどった本。20歳の頃、フォトジャーナリストになりたいと思っていたが、沢田のような動物的な勘や瞬発力、度胸などが足りなさすぎることがよく分かった。中古本しかないんだね。

ママの膝の上でニッコリ!!

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ゲームセンター

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2012年10月29日

誕生死

誕生死
あまりの切なさに、読んでいて何度となく涙ぐんだ。妻や我が娘サクラの顔が思い浮かんだ。

サクラが生まれたのは、祖父の納骨の日だった。納骨が済んで、祖父の家で親族集まって酒を飲んで、母の家に戻ったら妻から電話があった。破水した、と言われた。陣痛開始から3時間後、出産の報告は義母から受けた。電話の向こうで、まだ名づけ前のサクラの泣き声が響き渡っていた。

翌朝、俺は車で妻とサクラのもとへ行った。途中、コンビニによって時間を少し長めにとった。早く会いたい気持ちと、なんともいえない不安があった。可愛いのだろうか、愛せるのだろうか。それでも、病院に着いて病室へ向かう時は早足になっていた。

あれから8ヶ月。

先日、母が島に来て、サクラを見て何度となく繰り返した言葉。
「あんたに似ている。あんたにとてもよくなついている」
そういえば、妻もよく同じようなことを言う。
「パパが帰ってくるとテンションがすごく上がる」

みんな、ありがとう。

俺は、みんなから多くの幸せをもらっている。そして、その幸せの中心に、サクラがいる。サクラに引き寄せられるように、たくさんの笑顔がやってくる。
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サクラが元気に生まれてきてくれたことの幸せを、当たり前のものだと思ってしまっている自分にふと気づく。もっともっと日々を大切に、感謝しながら、親子の時間を積み上げていきたい。そう思った。

『天使の梯子』 ~ 流産・死産・新生児死などでお子さんを亡くされた家族の方へ ~

灯篭祭り

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2012年10月28日

後輩産婦人科医のベッドで

安全安心な環境だからか、爆睡です。

メガネを買った

運転中にしかかけないけれど、メガネを新調した。今のメガネは薄い傷がたくさんあるせいか、夜間の運転で対向車のライトが乱反射して見にくくて危ない。

トイレの間違った使い方

デパートで入ったトイレに貼ってあった。皆さん、こういう使い方はしないように(笑)

2012年10月27日

旅先にて

本日は同窓会(?)で旅行中。高校時代お世話になり、卒業後、特に医師になってからすでに50回くらいは一緒に飲んだんじゃないかという生物の先生を中心に、高校の同窓生(10歳くらい下の子たちばかりで知らない人が多い)、ネットで知り合った楽天で働く東京在住の男性、ベネッセの社員さんなど、雑多なメンバーでビール祭りに行くのだ。そして、夜はもつ鍋、さらには東京男性を屋台に連れていく予定。

当たり前の話だが、サクラは今日も可愛い(笑)

2012年10月26日

成長を、みる、ということ

今日で8ヶ月の娘サクラの目の前に「どうぞ」と言ってものを差し出すと、右手を出してそれをつかむ。次に、もう一つ別のものを「どうぞ」と出すと、左手でそれをつかむ。さらにもう一つ、ものを見せて「どうぞ」と声をかけると、今度はしばらくじっと俺の指につままれたものを見つめる。それから、右手と左手をじわりじわりと動かした後、ふっと右手につかんでいたものを離して、新しく差し出されたものをつかむ。それを見て、俺は大きく拍手する。

ほんの些細な行動だが、これだってきっとサクラにとっては大きなイベントなのだ。右手も左手もふさがっている、でも目の前のものをつかみたい、どうすれば良いのだろう、まずは……、などと言葉で考えてはいないだろうが、生存していくのに必要な小さな技術を身につけようとしていることが感じられる。

精神科の治療も似たようなところがあって、ああしろこうしろと指図することはほとんどない。例えもどかしい気持ちになることがあっても、ただじっと相手の成長を見守り続けなくてはいけないことがある。そして、何かを乗り越えたり達成したり、あるいは「諦める」という技術を身につけたり、とにかく今までにない自分の中の何かを発見した人に、俺は心で大きく拍手する。

人の成長を、みる、というのはそういうことだと思う。
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今日で生後8ヶ月!! これからも、よろしく!!

<関連>
人は成長する、たとえどんなに歳をとっても

2012年10月25日

清原のプロ野球解説が面白い

先日、ラジオで清原和博がプロ野球解説をしていた。ほんの十数分聞いただけなのだが、これがなかなか刺激的で面白かった。

クライマックス・シリーズのライオンズ対ホークス戦で、ホークスの攻撃の時に打者がデッドボールを受けた。その裏、ライオンズの攻撃で、デッドボールぎりぎり(デッドボールだったかな?)の球を投げたホークスのピッチャーについて、清原、

「これ、さっきのデッドボールの復讐ですね」

これに対して実況アナウンサー、

「なるほど……、清原さんの解説は独特ですねぇ」

ちょっとはぐらかす感じで答えるが、清原は追い込む。

「いや、あれは完全に復讐ですよ」

「……、そうですか。ところで」

と話題を変えるアナウンサー。その後も、ライオンズの打者が見送った球がストライク判定を受けた時に、清原、

「あれ、完全にボールですよ」

「はい」

「あれストライクって言われたら、バッターは打つ球ありませんって」

「はい……」

十数分の間、完全にライオンズびいきの解説ではあったが、歯に衣着せないサッパリとした解説で聞いていて面白かった。もともとメディア露出の多い人だったから、けっこう慣れているんだろうな。

なんだあれ!?

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自衛隊のパレードにて。

止まれ!!

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2012年10月24日

過量服薬した人を入院させない時の注意点

過量服薬した患者は、一般病棟に入院させられそうなら、それが一番良いかもしれないが、何度となく過量服薬を繰り返す人は、意識的か無意識的かはさておき、「入院」という疾病利得(例えば皆が優しくなるなど)を得ようとしていることがある。そういう場合には、敢えて入院させないほうがその人のためになることがある。

精神科病棟への入院はどうかというと、意識があって、本人が入院したいと言えば、その時の状態によりけりだが、任意入院という形で入院してもらうこともある。とはいえ、上述したように疾病利得のことを考えて、入院させないことが多い。

では、本人の意識がない場合はどうか。睡眠薬をたくさん飲んだ後なので、呼んでもそう簡単には起きない。これでは本人の精神科病棟への入院の意思が確認できない。家族の同意を得て入院させろという意見も出そうだが、薬を飲んで眠いだけの人を精神科病棟に強制入院させるなんてできない。

そういうわけで、たいていは内科病棟に入院するか、救急外来でしばらく寝て、目が覚めた頃に家に連れて帰る、ということがほとんどではないだろうか(ちなみに、治療費はすべて自費。ウン万円は覚悟すべし)。

患者が目覚める前に家に連れて帰る時の注意点は3つ。

1.嘔吐しても窒息しないように横向きに。
普通の人なら、吐くほど気持ち悪ければ起きるものだが、睡眠薬で昏々と寝ている人は吐物を喉に詰まらせても起きないことがある。横向きにしておけば、その危険性が格段に減る。過去に、過量服薬後に吐物が詰まって窒息して、その後に救出されて脳や体に後遺症が残った人がいて、この話を過量服薬した人に聞かせると、たいてい皆「それだけは絶対に嫌だ……」と怯える。しかし、過量服薬は繰り返す。医療現場では、脅しにはあまり効果がないことが多い。

2.30分から一時間おきくらいに寝がえりを打たせる。
同じ姿勢で横になり続けると、地面に触れている部分の筋肉が壊れ、分解された成分が腎臓に詰まって腎不全を起こすことがあり、命にかかわる。実際に、過量服薬して36時間のあいだ同じ姿勢で寝ていた人が緊急透析になった例がある。

3.周囲に段差のないところに寝かせる。
目が覚めても、薬のせいで筋肉が弛緩していることも多い。そんな状態で、例えば2階から1階に降りようとしたら、転げ落ちて死ぬかもしれない。看病する人のためにも、目の届く1階に寝かせるのが楽で良い。

この1、2、3をすべて逆にして、

『過量服薬後の昏睡者を2階に運び上げて、仰向けに寝かせて放置』

ということをすると、3重トラップができあがることになる。

これから過量服薬しようと思っている人は、せめて1階で横向きに寝て、可能であれば、自動寝返りベッドの上だと安心かもしれない。

なんでもペロペロして直飲みにもチャレンジ

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「見つけたぜ!」

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「次はおしぼりだ」

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「そして両方だっ!」

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あかちゃんせんべぇも。

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結露も。

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直飲みにもチャレンジ。

ダンボー・ブラザーズとアヒル三兄弟

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「おい、あいつら止めろ」
「へいっ!! 待て待てぇ」

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「いや、おい、待てって」

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「あ……、待って」

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「すいません」
「……、よし、追いかけるぞ!」

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「アニキ、どうします、コイツ!?」
「餌付けしてみるか」

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「へへっ、こいつら案外かわいいっすね」

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「……おぃ」

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「……おぃ」

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「へっ?」

ルポ 児童虐待

ルポ 児童虐待
ちょっと前までは、虐待のニュースを見るたびに、 「なんだこのバカな鬼親と周りの無能どもは」なんて思っいたのだが、実際にはそんなに底は浅くない。 当たり前だが、いろいろなケースがある。 どうやったら虐待を減らせるか、またどのように子どもや親をサポートしていくか、他人事ではなく考えておかないといけない。精神科医としても、親としても。

虐待関係の本は何冊か読んだけれど、この本は虐待する親の苦悩という部分にも目を向けていて、親となった今の俺には胸に響く本だった。

<関連>
「愛されたい」を拒絶される子どもたち―虐待ケアへの挑戦
殺さないで―児童虐待という犯罪
「自己責任」の使い方に絶句した話
オッパイとドパミンと産後うつ

2012年10月23日

週刊朝日の謝罪態度がひどい

「23日発売の同誌を、週刊朝日側が何のコメントも付けずに大阪市役所に送りつけてきた」
これが額面通りに、そのまま事実だとしたら、この謝罪の仕方はあまりにも常識ハズレだ。「謝り方も知らない」と言われるのも当然だ。橋下市長のこの怒り方からすると、きっと本当にただ雑誌だけ送ったのだろう。そしてそれは「送りつけ」という表現がぴったりの行為だ。もしかすると、謝罪文のページに付箋くらい貼ってあったかもしれないが、それだとますます癇に障りそうだ。

普通、こういう場合には、雑誌を送るだけでなく、謝罪文を同封し、可能であれば直接に面会して、あるいはせめて電話ででも謝罪するのが常識だ。面会や電話までは求めすぎかもしれないが、それでも少なくとも謝罪文くらいは同封するものだ。

「この度は弊社の記事で大変にご不快にさせたこと、心から謝罪申し上げます。○○ページから橋本市長あてに謝罪文を掲載しておりますのでご確認ください。今後このようなことのないよう云々……、ご指導ご鞭撻云々……」
これくらいのことが書けなくて、よく出版社などやっているものだ。
橋下市長、週刊朝日の謝罪態度に激怒 「謝り方も知らない。鬼畜集団だ」
10月22日(月)  
「週刊朝日」が報じた自身の出自に関する記事をめぐり、同誌と全面戦争となっている日本維新の会代表の橋下徹大阪市長が22日、自身のツイッターで「朝日新聞出版と週刊朝日は鬼畜集団」「週刊朝日の体質は矯正不可能」などと激しい言葉で怒りを爆発させた。この日、23日発売の最新号(11月2日号)同誌に掲載される謝罪文の内容が明らかとなったことを受けての発言。
  “謝罪文”は、河畠大四編集長名で見開き2ページにわたり掲載されることが判明したが、橋下市長は、23日発売の同誌を、週刊朝日側が何のコメントも付けずに大阪市役所に送りつけてきたことを“暴露”し、激怒。「もうね、朝日新聞出版と週刊朝日は鬼畜集団ですよ。こやつらの先祖はどれだけ立派なのかは知りませんが、謝り方の礼儀すら知らない。人間足り得るイロハのイの字も知らない。朝日新聞グループは、いったいどんな社員研修をやっているんだ?人の先祖を否定する前に、自分ところの社員を人間に育てろ!」と非難した。  
さらに怒りを増幅させたのが、「現物(出自記事の掲載紙)を僕の母親に送り付けて、話を聞きたいと書面通知。僕の母親が取り乱す姿を記事にする企画」とだったことも明かした。  
ツイッターでは怒りの噴火は収まるところを知らず、「(週刊朝日の)謝罪が本当かどうかは皆さんに知ってもらわなければなりません」と、今後も記者会見やツイッターで非難を続ける考えを示した。  
問題となった記事は、ノンフィクション作家の佐野眞一氏と取材班が先週発売の10月26日号から始めた連載「ハシシタ 奴の本性」。橋下氏は、特定地域を「被差別部落」と名指しし、橋下氏の人格否定につなげていると抗議し、発行元の親会社である朝日新聞の取材を拒否。週刊朝日は19日、連載打ち切りを決めた。
なお、毎日新聞では、
市によると、同誌を発行する朝日新聞出版の社員が22日に市職員に手渡したという。
となっている。いずれにしても情けない謝罪(?)の仕方だ。

橋下市長:週刊朝日は「謝り方も知らない鬼畜集団」

頭の中のスイッチ

『頭の中のスイッチ』について、統合失調症の患者数人から言われたことがある。
「あるとき、頭の上のほうでカチッと音が鳴って、それから変な声が聴こえるようになった」
と、症状オンのスイッチもあれば、逆に、
「昨日の朝、パチッと音がして、それから幻聴が消えて、不安もなくなった」
と症状オフのスイッチもあるようだ。今のところ、オンとオフのスイッチを両方持っている人には会ったことがない。

見知らぬオジサンから千円もらった

先日、家族3人で居酒屋に行ったところ、見知らぬオジサンがサクラを見て、

「おー、かわいいなぁ!!」

と嬉しそうに言って、それから千円をもらった。田舎の良さと、酒が入っていたことと、それからもちろんサクラの可愛さと、色々な要素が混じってこういう展開になったのだろう。

もらった千円で、このマントを買った。
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フード付き ベビー ケープ