2014年11月19日

スタッフが医師のミスを指摘しやすいと、大惨事が減る

看護師にとって、医師のミスを指摘するのは非常にストレスを感じることである。だから、俺が病棟で何らかのミスを指摘された時には、

「誰が気づくか試したんです(笑) さすが○○さん!」

などと場を和ませるようにしている。ただし、ミスを深刻に受け止めない態度では信頼を得られないので、最後にはきちんと、

「ありがとうございます、助かりました」

と述べる。こういうことを何年間も地味に繰り返してきて、最近では、

「先生、また試したでしょ~(笑) 見逃しませんよ」

なんて言いながら笑顔でミスの指摘をしてくれる。

これとは逆に、ミスを指摘されると不機嫌になり、中には怒る医師もいる。あたかも指摘したほうが悪いと言わんばかりに舌打ちするような医師も、残念ながら確かにいるのだ。こういう医師に対するミスの指摘は、看護師にとって恐怖の仕事になる。そしてこれは、将来的な大惨事につながる第一歩でもある。


スタッフを味方にできない医師は裸の王様なのだ。


<追記>
では患者はどうすれば良いのか。
医師と看護師が、緊張関係を保ちながらも和気あいあいとしているのが理想である。医師と看護師が馴れ合いの関係になっていると、ずさんな医療によるミスが起こるであろう。その逆に、上記のように医師が恐怖政治のようなことをやっていると、やはり大惨事の礎になる。要はバランスの問題である。

0 件のコメント:

コメントを投稿