2015年1月9日

ズームレンズと単焦点、そして患者との距離

先日、中古で買ったズームレンズ(倍率を変えられるレンズ)。長女サクラの七五三ではけっこう便利で活躍したので、病棟のクリスマス会にも付けていったら、これがとんでもなく大失敗だった。

去年は50mmの単焦点(倍率が変えられない)で患者や看護師を撮って、それを印刷してプレゼントした。それが想像以上に喜ばれたので、今年も写真療法をやるぞと意気込んでいた。ところがズームレンズだと、どうにも患者との物理的・心理的な距離がうまくつかめない。望遠で撮ると、なんだか盗撮しているような気になるし、広角で寄って撮るとでかいズームレンズが圧迫感を与えていそうで気がひける。結局、数枚撮っただけで自分の気持ちが盛り上がらずにやめてしまった。

50mm一本勝負だと、寄るにも引くにも自分が動かなければならない。確かに、不便さはある。しかし、人を撮らせてもらう時には、この不便さが良い。こちらが気軽に近づいて撮れる人、遠慮して少し遠目から撮らないといけない人がいて、物理的な距離をそのまま自分と患者との心理的な距離として感じることができる。

それから、50mmレンズで胸元から顔にかけて納まるように撮られる距離というのは、カメラを意識しすぎるほどには近くなく、かといって無視できるほど遠くもない。俺がこれくらいの距離に親しみを感じるのは、それが実は診察室での患者との距離、病棟で患者と立ち話をする時の距離に近いからかもしれない。

心機一転、次回は50mm一本でいこう。


2 件のコメント:

  1. 酷い蕁麻疹を発症して病院にいったのですが、貰った薬を一応ネットで調べていたら、ステロイドという検索ワードでこちらのブログに辿り着きました。
    色々なジャンルの記事があって興味深いのでブックマさせて頂きます!
    これからもどうぞよろしくお願いします(≧∇≦)

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    1. >高橋周平さん
      こんな無節操にあれこれ書いているブログへようこそ!!
      今後ともよろしくお願いします。

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