2015年2月24日

名選手と名コーチ

『良い選手が、必ずしも良いコーチになるとは限らない』

これはよく言われるが、

『選手としてはパッとしなくても、良いコーチになることはありえる』

きっとこれもあるだろう。つまり、

『優れたコーチだからといって、優れた選手だったとは限らない』

ということだ。

精神科の大家たちが多くの書物を著していて、きっと彼らのほとんどが名選手かつ名コーチなのだろう。しかし、きっと中には、
「本に書かれていることが凄く臨床の参考になり、読者の中には座右の書にするほどの人までいるにも関わらず、実際の治療の場ではあまりパッとしなかった著者」
もいるのではなかろうか。

その逆、すなわち実臨床の場では名医なのに、ご自身の考えや経験を文字化することに何の興味もない先生も多数いらっしゃるだろう。尊敬する指導医のY先生がまさにそうで、感銘を受けた話について、
「それ文章化しないんですか!?」
と尋ねたら、
「うん」
と素っ気なく返されてしまったのだ。こういう埋もれて勿体ないコツや技法、全国の精神科の現場にきっとたくさんあるんだろうなぁ。

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