2015年3月6日

子どもはなぜ嘘をつくのか‏


子どもが嘘をついた時、どうやって対応するのが良いのか。それは子どもの年齢はもちろん、嘘に関する考え方の発達の程度、あるいは社会・学校・家庭状況によっても違ってくる。

言われてみれば当たり前のことだが、大人だってたくさん嘘をついている。嘘のない一日を過ごしたと胸を張れる日がどれくらいあるだろうか。セールスの電話に対してごろ寝をしながら「いま手が放せない」と答えたり、「似合う?」と聞かれて「とっても似合っているよ」と笑顔を作ったり、そんな大人の姿を子どもたちは見ている。許される嘘と許されない嘘の境界線について、どうやったら子どもたちに伝えることができるのだろうか。本書にでは、そんなことへのヒントが書いてある(もちろん絶対の正解ではない)。

嘘に関する研究で世界的な権威である心理学者ポール・エクマンが、子どもの嘘に関して真剣に取り組んで本にまとめたものである。翻訳のせいか、それとも元々の文章のせいか、ちょっと回りくどかったり、何度か読み返さないと意味をとれないところがあったりしたが、全体的な内容としては充実していた。

また、これから離婚しそうな、あるいはすでに離婚した、もしくは再婚した父親・母親にはぜひとも読んで欲しい章がある。そういう人たちには、その章を読むためだけでも本書を手にとる価値があるはずだ。

2 件のコメント:

  1. 離婚の予定は無いですが(笑)Amazonで買おうかどうしようか気になってた本です。

    嘘にも人を気遣った嘘や自分の利益の為の嘘や一口に嘘と言っても色々ありますね。子供や自分やまわりの人々を見ていて一時期「嘘」についてずっと考えていた時期があります。発達障害のある人によっては相手の立場や気持ちが理解出来ないために嘘がつけないという特性がある人もいるそうで、ある程度嘘をつけるというのもコミュニケーション能力が高い証拠なのかなぁ?と思ってます。

    いちはさんが今回記事にされていたので、少し前に紹介されてたウィルスの本と一緒に読んでみたいと思います。

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    1. >ゆうさん
      嘘をつくのも成長の一過程であり、また大人になってからも能力の一つとして考えるべき場面もあるかと思います。
      Amazonで買うよりは、図書館にあればそれに越したことはないかなぁと思います。なにせ高いんですよね……。

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