2015年9月10日

まなざし、ゆびさし、さしいれ‏

眼差し(まなざし)は、時に眼“刺し”に通じる。だから精神科医は自分の視線の使い方にも気を配らなければいけない。

たしか精神科医・中安信夫の本だったと思うが、こんなことが書いてありなるほどと納得した。「視線の使い方」といったものまで、精神科医としては意識しておかなければいけないのだ。患者と目を合わせないのは論外としても、ただジッと見つめれば良いというわけでもなく、視線は使い分けなければいけないツールなのである。

ところで眼“刺し”であるが、同じような考えでいけば、「指さし」はもちろんのこと、人によっては「差し入れ」というのも「刺し」としての脅威があるのかもしれない。

そういえば精神科医・中井久夫は、
「ボランティアのように無報酬なものを受けて負担を感じる人がいる。少額でも支払いをする方が気楽ということもある」
というようなことを書いていた。“刺”し入れの扱いにも注意が必要なのかもしれない。

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