2015年9月3日

どっちを向いていたって、咲けば良いのさ

実家の近くにヒマワリ畑ができていた。空に向かって大輪を咲かせた姿を眺めて、
「やっぱりヒマワリは太陽のほうを向いて咲くんだなぁ」
そんなマヌケな感想を抱きながらしばらくヒマワリを観察した。そして、すべてのヒマワリが同じ方角に向いて咲いているわけではないことに気がついた。
DSC_0431
ほとんどは南東を向いているのだが、そうでないものもけっこうある。特に畑の西側で咲いているものには、西を向いて咲いているのがちらほらある。そして、そういう連中は周りに比べて背丈が少し低いのだ。

ここで高校生物で習う植物の伸び方を大雑把に復習する。多くの植物は光(太陽)に向かって伸びるが、これは光が「当たらない」側の茎が生長することによる。植物ホルモンのはたらきによるのだが、その話はここでは割愛。
DSC_0436
さて、ふたたび畑の西側の背の低いヒマワリについて。
彼らはきっと西から光を浴びる時間のほうが長かったのだろう。生えた場所が原因だとすれば、西側のヒマワリはすべて西向きに咲くはずだが、実は西向きはむしろ少数派で、ほとんどが南東を向いている。この違いは何なのだろう? 

背丈の差か? つまり、もともと背丈が低いから南からの光を受けられず西向きに伸びたのかもしれない。ところが、そういう考えで見渡しても、一概にそうとも言い切れない。低いなりに頑張って南東を向いているやつもいるのだ。よく見れば、畑の中央部あたりに背丈が低くても南東を向いているやつがいるし、西を向いているやつも何本かいる。
DSC_0437
そうやってヒマワリたちを見ているうちに、なんだか人間社会を観察しているような気持ちになってきた。社会の端っこで生まれても一生懸命に南東を目指す人、「端っこだから」とみんなとは違う方向に走る人、社会のど真ん中で周りにおされながらも南東に伸びる人、なんとか生き延びようと西へ行く人。

いろいろいるよね。

ただまぁ、どっちを向いていたって、咲けば良いのさ。

4 件のコメント:

  1. さすがに、深い観察力ですね。
    たしかに「どっちを向いていたって、咲けば良いのさ」ですね。
    そして「どっちを向いてても、生きてれば良いのです」よね。

    返信削除
    返信
    1. >瞬生田さん
      ありがとうございます。
      高校生物時代は、植物なんて面白くもなんともなかったのですが、医学部受験の前にテレビのドキュメンタリーなどで植物の話を見聞きしてから、植物の生存競争というものが非常に興味深く感じられるようになったことを今も強く覚えています。
      まずは咲くこと、生きること、ですね。

      削除
  2. 上記は、「ししとう43」によるコメントです。
    「ししとう43」名義では、なぜか書き込めないもので。

    返信削除
    返信
    1. >瞬生田さん
      うーん、原因不明です。
      bloggerにはキーワード拒否のような機能はなく、仮に機能があったとしても「ししとう43」を拒否する理由がありません(笑)
      どういう類いのバグ(?)なのか、いまいち分かりません。spamは弾く機能がありますが、確認すると全部英文とか、そういうのが弾かれています。

      削除