2015年11月30日

子育て中の人たちに勧めたい! 毎日の子育てが少しだけ軽く楽しくなる本 『子どもの心のコーチング』

親の気持ちは、自分が親にならないと分からない。「親」というのは、親になって初めて体験することだからだ。では、子どもの気持ちはどうか。誰にだって子ども時代があるのだから、子どもの気持ちなんて分かりそうな気もするが、それは間違っている。「その子」の気持ちは、その子にならないと分からないものである。子どもの頃の自分と、いま現在「子ども」として生きている彼・彼女は別人なのだ。

数週間前、長女サクラのこだわりや癇癪、こちらの言うことをきかないといったことに頭を悩ませた時期があった。そこで、ものは試しとばかりにネットで評判の良い本を2冊買ってみた。


子どもの心のコーチング―一人で考え、一人でできる子の育て方

分量はそう多くないので、その気になればあっという間に読み終える。書いてあったことを帰宅してサクラに試してみたところ、すんなりと言うこときいてくれた。

あらら、簡単。

他の類似の本と比べて特別なことが書いてあるわけではない。むしろ育児の本ならどこにでも書いてありそうなことだ。それなのに、読むと「やってみよう」と思わせられる。『子どもの心のコーチング』というタイトルだが、実は親である自分がコーチングを受けたのだということに気づく。

本書の最後に、作者不詳の「ひび割れ壺の物語」というのが紹介されていた。それをかなりざっと俺なりの物語に換えて記す。
昔々、あるところに「ひび割れた壺」がいました。

ひび割れ壺の持ち主は、ひびについて不平を言うことはありませんでしたが、それでもひび割れ壺はこころを悩ませていました。というのも、持ち主が川で水をたっぷり入れても、家に帰るまでに少しずつこぼれてしまい、帰宅したころには水が半分に減っていたからです。そのせいで、持ち主は他の人の二倍、川まで往復しなければなりませんでした。

ある日のこと、ひび割れ壺は持ち主に「ごめんなさい」と謝りました。
「どうして謝るんだい?」
「それは、私のせいで、あなたが人より多く歩かなくてはならないからです」
「なーんだ、そういうことか」
持ち主は笑って、家の中に飾られた花々を指さしました。
「川から家までの間に、君がこぼしてくれた水のおかげで咲いた花たちだよ。君が水をこぼさなかったら、僕はこうして花を飾ることができなかっただろうね」
俺にもひびがある。妻にもひびがある。長女サクラにも、次女ユウにもひびがある。誰にだってひびがあるはずだ。そして、そのひびのおかげで咲く花があることに気づければ、子育てだけでなく、人間関係全般がきっともっと楽になる。

さて、もう一冊。

こちらも人気はあるのだが、『子どもの心のコーチング』よりは分量がやや多い。読んでみて、今日から実践してみようかと思うでもなく、全体として「親であることの心構え」の授業を受けたという感じ。時間の余裕のある親、意識の高い親、あるいは悩みの深い親に向いているのかなぁ、なんてことを考えた。

お勧めは断然、『子どもの心のコーチング』である。

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返事が遅くてすいません。