2015年12月14日

赤ん坊はなぜかわいい?―ベイビー・ウォッチング12か月

赤ん坊はなぜかわいい?―ベイビー・ウォッチング12か月

人が生まれる少し前から一人で立つ頃までの12か月を大雑把に「赤ん坊」と定義して、赤ん坊にまつわる素朴な「なぜ?」を58コ集めて回答した本。著者が独自の意見を述べているわけではなく、各分野の研究結果を一般向けに分かりやすく解説している、のだと思う。というのも、巻末に参考資料が明記されていないので、実際にどういう資料を見ての解説なのかよく分からないのだ。

 一次資料や参考文献が明記してあるからといって、それだけでその本が科学的で信用できるものであるという根拠にはならないが、少なくともこういう類いの本では資料を載せるべきだと思う。翻訳書の場合、原著には資料が明記してあっても、翻訳家や出版社の判断で省略されていることがあるが、非常にマズイ判断である。本書がどうなのかは分からないが……。

明らかに著者自身の意見で、かつ凄く同意できる部分があった。それは母性、父性に欠ける人がいるということ。著者は、そういう人は何らかのトラウマを負っていて、本来持っているはずの感情がなにかの形で損なわれているのだろうと解説する。そしてこう結ぶ。
酷なことを言うようだが、赤ん坊をかわいいとはまったく思えないなら、子供はつくらぬほうがいい。
ちなみに原題は『Babywatching』である。「赤ちゃん観察」といったところか。子育てしながら読むと、面白いですよ。

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