2016年1月29日

不登校の子への言葉かけ 「君はいま、学校へ行っちゃいけない」

児童思春期を専門にされている大御所のS先生と酒席をご一緒する機会があり、その時の話と考えをまとめておく。

S先生は、不登校の子の初診の時に、
「君はいま、学校へ行っちゃいけない」
と声をかけるそうだ。そうすると、下を向いていた子がハッと顔をあげる。

大切なのは、これまで「どうして行けないの」「がんばって行きなさい」と学校や親や親せきから言われた子どもの味方になること。そして、医師自身が「この子はいつか学校に行けるようになる」と自信を持つことである。

思えば、不登校の子にとって、「行きなさい」というのと同じくらい「行かなくても良いんだよ」という言葉も耳にタコなことが多いのだろう。だから連れて行かれた精神科で、医者から「行っちゃいけない」と言われることに新鮮な驚きと安心感があるのかもしれない。

ただし、
「自信のない言葉は伝わらないよ」
とも仰っていた。ただ言葉だけ真似しても良い診療はできないのだ。

この手の話を持ち帰って吟味して、自分なりに消化して、文章にしてアウトプットする。そうした一連のプロセスが小さな自信につながり、「伝わる言葉」(というより態度や雰囲気)を持てるようになるのだと信じている。



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