2016年3月7日

言葉の発達について ~我が子の成長を見ながら気づいたこと~

長女サクラが文字に興味を持ち始めているので、各文字に対応する絵が添えられている50音表を風呂の壁に貼った。

さて、最初のうち、それを見ながら「リンゴのり」「カメのか」「アリのあ」といった具合に教えたのだが、どうも娘にはピンとこないらしい。試しに、
「最初に“あ”のつく言葉は何があるかな?」
と聞いてみると、
「りんごのり」
とトンチンカンな答えが返ってきた。

あれこれ観察して気づいたのだが、どうやら長女は、そしておそらく子どもは一般的に、単語を覚え始める時に、それを音と音のつながりとしてではなく、一つの塊りとしてインプットするようだ。“カメ”は「カ」「メ」ではなく「カメ」であり、“リンゴ”も「リ」「ン」「ゴ」ではなく「リンゴ」という塊りなのだ。当然、「“あ”で始まる言葉」と聞かれても分からない。「最初に○がつく」という概念がないからだ。

ではそこから、音と音とが結びついて単語を形成しているということを、どうやって教えるか、感じ取ってもらえるか。そこで思いつきのクイズ遊びを始めた。
「あ!んぱんまんのー?」
と“あ”を強調して、サクラが「あ!」と答えたら「ピンポーン!」、トンチンカンな答えなら「ブッブー!」である。これを繰り返すうちに、どうやら最初の文字というものの感触をつかみ始めてきたようだ。

しばらくすると、今度はサクラのほうから、
「りんごのー?」
と聞いてくるようになった。そこでわざと「あ」と答えると「ブッブー!」と反応する。また最近では、
「“あ”のつくもの、なーんだ?」
という問題を出せるようになってきた。

ここでまたさらに面白いのは、サクラの出す「ショクパンマンのー?」という問題に「シ」と答えると、
「ブッブー! ショクパンマンは“ショ”でした」
となるところ。

言語発達の世界はなかなかに奥が深くて、親としても精神科医としても頭の体操になる。ここからさらに、言語発達の遅れ、吃音、ディスクレシア(識字障害、読み書き障害)といったところへ考察の幅を広げていければ良いのだが、文字数と時間と能力の壁に阻まれて、今日はこれにておしまい!

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