2016年5月27日

精神科での面会について

統合失調症などで患者を強制入院させた場合、家族には主治医として「面会謝絶」と説明することが多い。というのも、病院に連れてくるまでの間に家族は大変な苦労をしており、患者と同じく家族にも休養が必要だからだ。

無理に入院させたことへの負い目を感じるからか、入院翌日から面会に来ようとする家族はけっこういる。そういう時に、主治医が「面会謝絶である」と明言することで、家族は罪悪感なく休養できる。面会謝絶の期間はケースによるが、たいてい一週間から二週間程度である。

「会いたいなら会っても良い」
主治医にこう言われると、家族としては厄介だ。まだ自分たちの心身が休めていない時期だから会うのはキツい、でも「会わない」という選択をするのは気が咎める。「会いたい」わけではないけれど、「会いたくない」わけでもない。主治医による「面会謝絶」の指示は、家族をこういうジレンマに陥らせないための配慮であり、治療の安定期で必ず報われるはずだ。

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