2015年11月26日

長女サクラのお気に入り物語 『おきゃくさんはオバケ』

最近の長女サクラのお気に入りは、歯磨きを終えて布団に入ってからの寝物語だ。
「パパー! むかしむかし、して!」
サクラの合図で、物語が始まる……。



「むかーし、むかし、あるところに、パパと、ママと、サクラちゃんと、ユウちゃんが住んでいました」

そう、この物語は我が家を舞台にした、アドリブ豊富なオリジナル劇なのである。

ある日、パパとママはお買い物に行くことになりました。サクラちゃんとユウちゃんはお留守番です。パパとママは言いました。

「サクラちゃん、ユウちゃん。お客さんが来ても、絶対に玄関を開けちゃいけませんよ」

「はーい」

二人は元気に返事をしました。パパとママが出かけた後、サクラちゃんとユウちゃんはお馬さん(のオモチャ)に乗ったり、ソファでピョンピョン飛んだり、おままごとをしたりして遊んでいました。すると……、

ピンポーン。

あれ? 誰か来ましたよ。インターホンのテレビで見ると、外には……。


ここでサクラに「誰が来たのかな?」と問いかけると、サクラが思いつきでオオカミとか、オバケとか、いろいろなものを挙げる。この日サクラが思いついたお客さんは、
「たまねぎオバケとー、にんじんオバケとー、納豆オバケとー、にくにくオバケ!」
であった。


インターホンのテレビには、たまねぎオバケと、にんじんオバケと、納豆オバケと、にくにくオバケがうつっていました。そして、みんなそろって言いました。

「サクラちゃん、ユウちゃん、遊びに来たよー。開けてください」

(ここで「どうしよう?」と小声でサクラに聞くと、「ダメ……」と答える)

「パパとママが開けちゃダメって言っているから、ダメーッ!!」

サクラちゃんは大きな声で言いました。すると……、

ドンドンドンドン!!

オバケたちが玄関を叩きます。とても大きな音です。そして……、

バリバリ、ガチャーン!!

玄関が壊れて、オバケたちがお家に入ってきました。大変だ!!

どうしよう、どうしよう。

その時、ユウちゃんが言いました。

「サクラお姉ちゃん! お姉ちゃんはたまねぎとにんじんが大好きだから、食べちゃってよ!! ユウは納豆とにくにく食べるよー!!」

そして、サクラちゃんはたまねぎオバケをパクリ! にんじんオバケもパクリ!!

ユウちゃんは納豆オバケをパクリ! にくにくオバケをパクリ!!

みーんな、食べてしまいました。


「ただいまー!」

あっ、パパとママが帰ってきました。パパとママに、サクラちゃんは言いました。

「パパ、ママ、今日ね、たまねぎオバケと、にんじんオバケと、納豆オバケと、にくにくオバケが来たよ! でもね、サクラとユウちゃんで食べてしまったよ!」

(ここから先は、毎回のお話の定番の流れになっている)

それを聞いて、パパとママは大笑い。

「サクラは面白い夢を見たんだなぁ」

サクラちゃんは怒ります。

「夢じゃないもん! プンプン!!」

そんなサクラちゃんを見て、パパとママはますます大笑い。

そして、みんなでお風呂に入って、みんなでご飯を食べて、みんなで歯磨きをして、それからみんなで仲良く寝んねしました。めでたし、めでたし。おしまい。


はい、寝るよ!!


「もういっかーい! 今度はねー、ぶろっこりオバケとー、おおかみオバケとー」


お……、おぅ……。



適当すぎる寝物語も楽じゃない。

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返事が遅くてすいません。