2020年1月31日

走ることは、もっと自由で、もっと楽しくて良い!! 『BORN TO RUN 走るために生まれたウルトラランナーVS人類最強の“走る民族" 』


毎朝4kmのランニングを習慣にしている。

小学校のころから走るのが遅くて(マラソンはいつもビリだ)、ランニングやジョギングなんてまったく好きではなかったのに、体型維持と健康のために始めて2年以上になる。

どうせやるのならと自分なりに目標タイムを設定し、自分なりのストイックさを発動させて走る。

その結果、44歳の今が我が人生で最速である。

ところが、「走るの好きなんですか?」と言われると、やはり悩む。趣味かと問われると、そんなものではないという気がする。「苦行」ほど大げさではないにしろ、決して「娯楽」とは言いきれない。ノルマ、みたいなものだろうか。

そんな自分だったが、本書を読んでいくうちに考えが大きく変わった。

走ることは、もっと自由で、もっと楽しくて良いんだ!

たとえば、タイムを測らずに走る日があっても良い。
たとえば、コースを決めずに走る日があっても良い。

本書でベアフット・ランニング(裸足で走る)についても知った。厚底スニーカーで話題になったNIKEだが、実はベアフットに近い薄底の靴も2001年から開発を進めていたらしい。ランナーたちが裸足で練習するのを見て、コーチに理由を尋ねたところ、「そのほうがケガしないから」というのに衝撃を受けたらしい。

高価なシューズより、裸足のほうが、ケガが少ない!?

にわかには信じられない話かもしれないが、実際そうらしい。

いま現在、俺は好きなASICSのGT-2000を愛用しているが、本書を読んでベアフットにも興味が出て、NIKEのフリーランを入手した。これは、まずは太郎の散歩で主に履くようにして、徐々に足を鍛えていく。

さらに、自転車通勤を、週に1-2回はランニングにしてみようと決意した。

こういう感じで、走ることとの向き合いかたに強く影響を与える素晴らしい本だった。

本書で特に印象的だったフレーズを。

人は歳をとったから走らなくなるのではない。
走らなくなるから歳をとるのだ。

走っている人にも、まだ走っていない人にも勧めたい!!