主に鍼治療、ホメオパシー、カイロプラクティック、ハーブ療法について書かれている。それぞれの分野に従事する人、あるいは信奉する人にすれば痛いことが書かれているので、反感・反論もあるだろう。本としては、検証、検証、また検証の積み重ねで、ちょっと退屈になる時もあるが、全体としては非常に面白かった。
医療者も、医療ユーザーも読んでおいて損はない一冊。
医療者も、医療ユーザーも読んでおいて損はない一冊。
ランダムな変化の中に整然としたパターンがあっても、パターンがつねに意味を持っているわけではない。そして、意味が存在する時にその意味を知ることが重要であるように、意味がない時にそこから意味を引き出さないようにすることも同じくらい重要である。これは医療に携わる者として、しっかり身につけておかなければいけない姿勢でもある。
(ある種のサルを宿主として安定している)ウイルスは、元々の宿主と生態学的地位が同じで、食べ物も同じ、というサルに対し、最も攻撃的になると思います。たとえ同じ地域で暮らしていても、食べ物や生態学的地位が違っていれば、ウイルスの攻撃性はさほどでもないでしょう。これは、本書内のハーバード大学エイズ研究所所長 マックス・エセックス教授へのインタビューから引用したもの。