2011年12月28日

点滴バーの夜

「あちらのお客さまからです」
ナース服を着たバーテンが、透明の袋に入った液体をカウンターに差し出した。最上級を示す金色のラベルが貼ってある。滅多に手に入らない、点滴黄金期の70年代物だ。どんな酔狂なやつがこれを……?
横を見やると、高そうな服を着た女が微笑んでいる。見覚えのある顔。

リサ。

20年前、中校生の時に強姦されて妊娠して、14歳で母になって、19歳で乳がんが見つかって、余命半年と言われて、もう死んだとばかり思っていたのに……。生きていたんだ。一滴また一滴と落ちる点滴を眺めるわたしの目からも、ぽたりぽたりと涙がこぼれた。



その夜。
わたしは、死んだ。
点滴が腐っていたのだ。
40年前の点滴なんて打つもんじゃない……。

スイーツ(笑)



※スイーツ(笑)に関して、ウィキペディアより。
スイーツ(笑)(スイーツかっこわらい)とは、菓子やデザートなどの甘味を(イギリス)英語で「スイーツ (sweets)」と呼称するような日本人女性のことを意味する日本のインターネットスラング。通常は揶揄や皮肉の意味を込めて使われる。スィーツ(笑)、あるいは単にスイーツと称する場合もある。また、そのような人物の思考形態を指してスイーツ脳と称することもある。

点滴バーとは?
東京・池袋の「さくらクリニック」には「点滴BAR」なるサービスがある。疲労回復、アンチエイジング、風邪対策など目的別のメニューから自分に合ったものを選べる仕組みだ。今秋には「甘酒点滴」という限定メニューも登場した。年の瀬が押し迫り、疲れがたまりがちなこの季節。女子力が枯れ、少々息切れ気味の記者がリポートしよう。年末はこれで乗り切るっ!
点滴BARは、ビタミンなど体に有効な成分を安全に体内に補給できるというもの。病気ではないけれど「疲労感がある」「肌荒れがひどい」といったときに、サプリメントを飲むような感覚で利用できる。同様のサービスは、都内の点滴専門スペース「TENTEKI 10」などいくつかあるが、さくらクリニックの売りはメニューの多さだ。その数、約40種類!
人気は、ビタミンCやビタミンBを配合し疲労回復に効果的という「スーパースタミナアップ」(1回7500円)や、ビタミンCやアルファリポ酸を配合した「アンチエイジングセット」(同7500円)など。花粉症対策に肩こり腰痛改善セット、薄毛に悩む人のための発毛対策メニューまである。時間がない人のために注射のメニューも用意している。ちなみに健康保険は適用されない。
2007年にスタートし、1日に平均20人ほどの利用者が訪れている。年齢層は20~50代と幅広く、4割は男性。「肌をきれいにしたい」と言って訪れる営業マンや会社経営者が多いそうだ。点滴は20~30分ほどで済むため、昼休みに訪れる人もいるという。記者の感覚からすると、価格はそれほど安くないという印象だが、マッサージ店に通うような感覚でたまには点滴というのもアリかもしれない。

気になる「甘酒点滴」だが、これは甘酒の成分を解析し、点滴液として再現したもの。アミノ酸やミネラルなどを含み、疲労や冷え対策に効くそうだ。倉田大輔院長が、自分の講演を聞きにきていた70代の男性から「昔はすぐに病院に行けないときに甘酒を薬代わりにしていた」と聞き、開発した。もちろんアルコール分は含まれていないのでご安心を。
早速体験してみよう。点滴BARは完全予約制。利用者は個室でリクライニングチェアに腰掛けて、点滴を受ける。看護師さんが持ってきた甘酒点滴の液色はうすい黄色だった。「さすがに甘酒のような匂いはしないんだなあ」などと観察していた記者の腕に針がブスッ。一滴、また一滴と体に流れ込んでいく。
リラックスできるよう明かりを落とした部屋で待つこと40分。最後の一滴がぽとり。点滴液が入っていた袋が空になったのを見届け、甘酒成分補充完了! しばしの休息タイムに癒され、それだけで元気になった気分の単純な記者だが、さすがにまだ効果は感じられない。院長によると、点滴BARの利用者のリピート率は8割とのことなので、記者も気長に通ってみるべきか。美は1日にしてならずと言うし、来年は体の内側からキレイを目指すと誓いを立てたいと思う。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1112/28/news011.html
口から食べられるなら、それが一番いい。
こんなくだらないところへ行く人は、正直ちょっと思考回路弱い。

8 件のコメント:

  1. Ciao Willwayさん
    上の話は面白い!!
    阿刀田高風ですね 笑

    しかしながら、この点滴Barて
    人間馬鹿にしてませんか?
    食べたくても食べられない病気の人にも失礼な気がする
    できるなら、咀嚼して食を取り込むのが一番栄養になるってのに、
    クリニックって言うから一応お医者さんなんでしょ?
    エセですね
    甘酒、血管から飲んでどうすんのですかね??
    人間辞めれば?と言いたくなる

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  2. >junkoさん
    阿刀田さんとは、恐れ多いです!!
    ところでこの点滴バー、最後に「カ」をつけて、
    「点滴バーカ」にしてあげればいいんだと思います(笑)

    海外にもあるのかちょっとだけ調べてみたんですが、
    今のところ日本のしか見つけきれませんでした。
    クレイジーですね。

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  3. 「やしきたかじん」という人は、点滴に凝ってられるようですね。
    保険は効かないのは当然でしょうが、本物の医師や看護師がやってるのでしょうか?
    不安になります。
    例の耳かき屋とか、浴衣娘のひざ枕で耳かきとかは、医師でなくてもできると、行政がお墨付きを与えてしまいましたが。
    もし本当に医師や看護師がやってるのなら、患者(or顧客)よりも、その医師や看護師に、どういう気でやってるのか聞きたいです。

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  4. >shishitou43
    たかじんさんはズバズバした物言いが好きなんですが、
    ちょっと調べると確かに点滴打ちまくっているようで、アホですね。

    指示されたらやる看護師はまだしも、本気で効果あると信じている医師はクレイジーです。
    ただ、この病院の院長が商売として目をつけたのは凄いなと思います。
    一部ではありますが、日本人のアホさをよく分かっている。

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  5. ヤバい‥。
    行ってみたくなって来たww。
    甘酒飲めないから、効果のほどを確かめてみたい。
     ↑
    こういうの、思考ストップ中といふ(´-ω-`)。
    これは、
    疲れて思考が弱っている者がカモになる、
    という商売ですか?

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  6. >ひかるさん
    疲れて弱っているか、もともと弱いか、
    そういう人をカモにしている商売ですよねぇ。
    だまされちゃだめですよw

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  7. 2012年龍の年、いちはさんのご家庭がよりいっそう円満に、お仕事が順調であります様に。

    (ノ^_^) ぁい!! カモになる前に、何事もまずはココをチェックします!(笑)。

    今年もたまぁーに(笑)宜しくお願い致します(..)ペコリ。

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  8. >ひかるさん
    ありがとうございます。
    今年もよろしくお願いします。

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