長谷川式の認知症検査では、小道具を使う項目がある。互いに関連のない5つの品物を患者さんに見せて覚えてもらう。次に、それを隠して「何がありましたか?」と答えてもらうのだ。アリセプトという認知症の薬を販売しているエーザイは、この検査のための小道具セットを用意してくれている。鉛筆、カギ、スプーン、歯ブラシ、腕時計が入ったコンパクトなセットである。
施設にいる高齢者の中には、この5つの品物を見ても名前が出てこない人が結構いる。特にカギと歯ブラシ、次いでスプーンだ。恐らく、普段あまり使わないものだからだろう。施設に入ってしまえばカギは要らないし、総入れ歯になれば歯ブラシも使わない。食事の準備をしなくなって食べることも介助になれば、スプーンを憶えておく必要がない。
物を見ても名前が出てこない人は重度の認知症のことが多いが、ただ単に「あまり使わないから覚えていない」というだけの人もいる(まぁ、それにしたって重度だろうが)。だから、この3つの品物については、何か他に良い代替物がないものかと思案中。
うちの病院では、メガネ、輪ゴム、えんぴつ、腕時計、ハサミを使ってます。
返信削除>匿名2012年7月19日 16:36さん
削除輪ゴム、ハサミは良いですね! メガネは不要なものが今のところなくて……。
Ciao WIllwayさん
返信削除無機質なもんだからいけないんじゃない?
互いに個性がなくて、私だってどうでもいいやと思ってしまいそう...笑
たとえばさ――靴下とか
おもちゃのミニカーで車と言ってもらうとか
お花、おはなの種類じゃなくてお花と言えばいい
てのはどうですかね??
>junkoさん
削除やはり、専門外の方の意見は先入観がなくて良いですね。確かに造花なんか良いかもしれませんね。
「おせんべい」、「孫の手」、「老眼鏡」、「湯呑み」、「テレビのチャンネル」はいかがでしょう。
返信削除>shin
削除おせんべいは腐るし、孫の手はデカすぎるし、湯呑みもちょっとかさばるなぁ……。テレビのリモコン……、誰の家のリモコンを持ってくるかだなw
私はてんかん患者ですが脳波を取っている時!100から7引いてと
返信削除言われ93と答えると93から7引いてと言う変なこと聞かれましたが
認知テストだったのですね!
頭に電極つけてたので何を診ているのだろうと疑問でしたが
だとすると間違っているようですが可笑しいですね。
>匿名2014年6月9日 23:27さん
削除脳波をとっている時に引き算をするというのは、けっこう珍しい気がします。思うに、何らかの研究の一環だったのではないでしょうか? 通常のてんかんの検査では必要のないいことのような気もしますし……。
以下のリンクはPDFです。
http://karn.lib.kagoshima-u.ac.jp/bitstream/123456789/14734/2/AA11895463_v29_1_p67-77_Yamaguchi.pdf