2015年2月10日

ウイルス・プラネット


『破壊する創造者』に引き続きウイルスに関する本である。ただし、こちらはかなりライトな内容で、短時間で読み終わる。

ウイルスというと、人によって思い浮かべるものはさまざまだろう。最近はエボラが話題で、その他のウイルス疾患はエイズ、麻疹や風疹、天然痘、それから普通の風邪もある。

サンディエゴ州立大学の生物学者、デーナ・ウィルナーの研究チームが行なった調査で分かったことは、健康かどうかにかかわらず、人は肺に多種多様なウイルスを持っているということだった。その数、実に平均174種。しかもそのうち、すでに知られているウイルスやその近縁種は10%に過ぎなかった。

驚く話はまだある。海水1リットル中に、なんと1000億個ものウイルスが存在すると推定されているというのだ。もう海で泳ぐのが怖い……、なんて思わなくても大丈夫。ほとんどが人体には無害どころか感染さえしないもので、魚介類や藻類、細菌といった海洋生物に感染するウイルスである。

最近では統合失調症は、妊娠中の母体のウイルス感染に関係があるかもしれないと言われている。また、統合失調症の遺伝子は、実は人類の長い歴史の中でDNAに取り込まれたウイルスが関与しているという説もある。

DNAにウイルスが取り込まれる!?

そう、さまざまな研究の結果、すべての人間がゲノムの中にウイルスの断片を10万個ちかく持っていることが分かっている。これはなんと、ヒトゲノムのおよそ8%を占めるのだ。

さて、ウイルスに少しでも興味が出たなら、まずは手始めに本書からどうぞ。

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返事が遅くてすいません。