2013年5月13日

リンカーン

リンカーン/秘密の書
このブログの記録によると、最後に映画を観たのは昨年9月ということだから、実に半年以上ぶりの映画観賞となった。子育てしていると、大音量で映画を観るなんてできないし、かといって音を絞るのも寂しいし……。

とは思ったものの、妻と一緒に「映画観たいね」と意見が一致したので急きょ借りた。サクラが寝てから楽しもうと思っていたが、寝つかなかったので前半は3人一緒に観ることになった。最初のほうに怖い場面がいくつかあったのだが、そのたびに妻の膝の上のサクラが、

「ヘヘヘッ」

と笑うのは、実に緊迫感が削がれてしまって、でもそれがまた家族で映画を観ている感じがして楽しかった。サクラは寝るために途中退場して、妻もそこまで観ハマることもなかったので、残りはほとんど俺一人で観賞。

全体的には面白かったんだけど、一部ちょっと駈け足過ぎたんじゃないのかなぁと思った。恐らく編集でバッサリとカットされたんだろうけれど、「あー、これはきっとカットされた部分があるなぁ、でもちょっとそれはカットしすぎじゃね?」と感じる場面がチラホラあった。ノーカット版があれば、改めて観てみたい。

裁判中毒―傍聴歴25年の驚愕秘録

裁判中毒―傍聴歴25年の驚愕秘録
面白かった! この著者の本をあと数冊読んでみても良いかなぁと思えるレベル。

2013年5月11日

ちょっとキツめの風邪をひいた

平成25年5月6日昼から調子が悪く、7日の朝にはかなりきつくなっていた。熱も徐々に上がり、関節痛も出始めて、これはインフルエンザではなかろうかと思ったほどだ。ちなみに、この島では現在インフルエンザが流行していて、一部学校や保育園では学級閉鎖が行なわれたり、小児科医がインフルエンザにかかったりしている。そんなわけで朝から検査したけれど陰性だった。

インフルエンザかどうかに関わらず、体のきつさは相当なもので、特に咳と頭痛がひどく、とても診察などできる状況ではなかった。また患者にうつす恐れもあったため、患者を診察室には入れずに薬を処方することにした。ほぼ『無診察処方』に近いが、待合室での様子を見たり、受付けと患者とのやり取りを聞いたり、その受付けから細かい情報を得たりして処方するので、これはこれで一種の診察後処方とも言える。

火曜、水曜とこの方法で外来を行ない、受付けから「本日は主治医が体調不良」ということを伝えてもらっても、どうしても診察室に入れてくれという患者が数人いた。こちらは話を聞くどころではないが、求めに応じないわけにはいかず、咳き込みながらボーっとした頭で診察した。ちなみに、この「どうしても」という患者に統合失調症の人たちは一人もいなかった。また、木曜と金曜で外来再開し、この時もまだ咳き込むことは多かったが、そんな俺を見て「先生、大丈夫?」「お大事に」と声をかけてくれたのは、ほぼ全員が統合失調症の人たちだった。彼らは本当に優しいのだ。結局、こういう方法でも病院を早退できたのが16時過ぎだった。

水曜の夜など、熱が38.7℃まで上がり、もう明日こそは休んでやると思ったものだが、島には精神科医が1人しかいないため、そう簡単に休むわけにはいかず、一人体制の過酷さというものをしみじみと感じた1週間であった。あと何年、一人体制が続くのやら……。

2013年5月3日

名前のない女たち最終章~セックスと自殺のあいだで

名前のない女たち最終章~セックスと自殺のあいだで
著者の時に女たちを突き放したような物言いと、垣間見える同情心のバランスが読んでいて気持ち良い。それにしても風俗産業、斜陽だなぁ。

2013年5月1日

仮想儀礼

仮想儀礼〈上〉
仮想儀礼〈下〉
同じ作者の『夏の災厄』を読んで、なかなか面白かったので「好きな作家」に入れるかどうかの判断を保留していたが、今回このボリュームたっぷりの本書を読んで、重松清さんに次ぐ好きな作家にノミネート。それくらいに面白かった。魂が吸い寄せられる読書というのを久しぶりに体験した。ほとんどすべての空き時間を本書に捧げてしまい、仕事と家の中のことをやる中で数日間で読み終えてしまうほどのめり込んだ。学生時代なら「徹夜小説」になっていたこと間違いなし。

内容は敢えて細かくは書くまい。とにかく先入観なしで読み始めて欲しい。