2019年4月18日

中だるみが厳しい…… 『心の昏き川』


上巻の感想。
クーンツらしい頭のイカれた殺人嗜好者が出てきて、その点では相変わらず面白い。悪党みんなイカれてやがる。ただ、少し間延びしている感がある。下巻での巻き返しはあるのか。

下巻まで読み終えての感想。
途中途中、かなり中だるみしてしまった。珍しく「著者あとがき」があり、全体を貫くテーマについて語られる。そのテーマは確かにしっかりしているし、ストーリーも面白いし、出てくるキャラたちも魅力的なのだが、どうしても中だるみが足を引っ張ってしまい、本としての面白さは半減している。

残念。

2019年4月15日

タイトルは煽り気味だが、目新しさはない、つまりわりとスタンダード 『あなたが太っているのは、栄養不足のせい 慈恵医大病院栄養士の正しくヤセる食べ方』


タイトルはちょっと過激で煽り気味だが、慈恵医大の栄養士さんが監修した本だけあって、斬新だったり特殊だったりということはなく、非常にスタンダードな内容だった。

食事によるダイエットに特別に気をつかっているわけではないが、日々の食生活の参考になればとザッと読み。

どんなに身体に良くても、面倒くさいものは日々の生活に取り入れられない。これまでいろいろ見てきて、取り入れているのは無塩ミックスナッツと乳酸菌。本書を読んで生活導入を決めたのが大麦。サバの水煮缶詰めも手軽で良さそう。缶詰めは多いと荷物になるので、買い物は妻に任せず、休みの日に俺が行くべきだろうなぁ。

2019年4月12日

斬新で、新鮮だったのに失速してしまった大作 『ヒトごろし』


京極夏彦が描く土方歳三。さて、どんな人間活劇になるのやら、期待に胸を膨らませながら読み始めた。

これまでの新選組小説とはまったく違う土方歳三で、生まれついての殺人狂である。ただし、殺人が「通常は認められない」ということを重々承知している。「だったら殺人が認められる状況を創り出そう」というのが、本書の主人公・土方歳三の考えかたである。

沖田総司もまた、これまでの沖田像とはまったく別人だ。沖田も土方と同じく殺人狂であるが、こちらのほうがより悪質というか、不気味というか、ポジティブな感情を抱きにくいキャラクタである。

物語の序盤では、土方が内面を延々と一人語りするのだが、そういうグダグダした感じも含めて新鮮で良かった。ところが、半ばを過ぎて、幕府が大政奉還したあたりから、だんだんと史実の説明に紙幅をとられ、読むのが退屈になった。序盤であれほど無口だった土方歳三なのに、なぜかベラベラと喋るようになり、キャラがぶれたなと苦笑してしまった。そして、このころになると各章を締める台詞「土方歳三だーー」が陳腐にさえ感じてくる。さらに、脇役の生臭坊主は登場する必要があったとは思えず、存在も語りもとってつけた感が否めない。

斬新さ、新鮮さに期待感が大きかっただけに、勢いの殺がれた終盤は惰性で読むしかないありさまだった。ちょっと残念。

2019年4月11日

大人も子どもも楽しめる! 『リメンバー・ミー』


手放しで称賛。

上映時間の長さ、テンポ、過不足ない説明、映像美、音楽、そしてストーリーとテーマ。どれをとってもよく練ってあり、さすがピクサーと唸ってしまった。

CG映画は進化しすぎて、『ファインディング・ニモ』のあたりから「いかにCGらしさを残すか」ということも重要になっているのだとか。少し前までなら、ものすごい映像も「どうせCGでしょ」と言われていたのが、いまやCGは「どうせ実写でしょ」とさえ言われるほどなのだ。

またCG映画は俳優を用いた実写の映画と違って、編集のときにシーンをカットすることをほとんどしない。一つのシーンを創るのに手間も時間も金もかなりかかるので、CG制作前に入念に作り込んでおくのだ。

そういうことを知ってからCG映画を観ると、その面白さがなお引き立つかもしれない。

2019年4月9日

アルコールや違法薬物、向精神薬依存の怖さをシンプルに表現した素晴らしいアニメ!


アルコールや違法薬物、向精神薬依存(※)の怖さをシンプルに表現してあり、とても分かりやすくて素晴らしいと思うので紹介。

※向精神薬については、あくまでも「依存」に陥った人の場合。治療上の必要があって内服している人は該当しない。