2016年2月8日

感染症と人類との果てしなき戦いを描くノンフィクション 『カミング・プレイグ』


面白かった、が、疲れた。

ページの文章構成が上下二段組みで、びっちり詰まった単行本。1冊が約450ページで、さらにそれが上下2巻組ときている。読み始めたのが平成27年11月8日、読み終えたのが同月19日で、12日近くかかったことになる。

寄生虫、細菌、ウイルスといった微生物に関する科学・政治・政策などの歴史をひもといて教えてくれる、非常に優れた啓蒙書だった。医歯薬の学生にはぜひとも読んで欲しいが、それだけでなく、もっと幅広い人たちにも読んで……、いや、チャレンジしてみて欲しい。読み応えは充分にあるはずだ。

※平成27年12月20日時点で、下巻はAmazonで取り扱っていない。

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