魔使いシリーズの第4作目。魔法ではなく知識で闇と戦う「魔使い」の弟子トム14歳による一人称で語り進められるので、臨場感があって面白い。
現時点では、本作以降まだ文庫化されていない。単行本で読んでみると、挿し絵がいくつか入っていて、ルビのふってある漢字も多く、改めて「児童文学なのだ」ということを実感する。
巻を追うごとにスケールアップしていく闇との戦い。ダークファンタジーとはいえ、児童文学なので極端な残酷描写はなく、それなりに安心して読めるし、読ませられる。シンプルなのでテンポ良く、サクサクと読み進められる。ちょっとあっけないくらいのストーリー展開だ。
次巻ではどうなるのか。さらに強大な敵を持ってきて盛り上げるのか、それとも少し趣きを変えてくるのか。非常に楽しみである。
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