2019年9月19日

おもしろくて切ない介護の記録 『認知の母にキッスされ』


ねじめ正一と認知症の母の記録で、おかしかったり、切なかったり。読みながら、どうしても精神科医としての視点が入るので、「これは、いったいどのタイプの認知症なのだろう?」と疑問に思った。レビー小体型のような気もするし、前頭側頭型のようにも感じられるし……。作家が作品として書いたものだから、多少の脚色もあるだろうし……、などと、あれこれ考えてしまう。

俺の母はまだまだ元気だが、ねじめ正一と同じ長男として、なんだか他人事とは思えない内容だった。

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