2013年8月26日

シャイロックの子供たち

シャイロックと聞いて誰もが頭に思い浮かべるのは、シェイクスピアの『ヴェニスの商人』のユダヤ人金貸しだろう。というのは俺の見栄で、

「シャイロック? ジャバウォック?」

と、その区別もついていなかったのが本当のところ。ちなみにジャバウォックは『鏡の国のアリス』に出てくる架空の生物。

シャイロックの子供たち
本書は銀行を舞台にした短編集のような長編ミステリ小説。作者は、いま話題のテレビドラマ『半沢直樹』の原作者・池井戸潤で、俺にとっては池井戸の初体験。期待ハズレじゃないことを願いながら読み始め、あっという間に読み耽り、時が経つのも忘れて読み終えた。

池井戸潤、恐るべし。彼のその他の本、図書館で借りるか、それとも買って蔵書にするか、凄く悩ましい。それくらい面白い。

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