2017年7月3日

ナチス・オリンピックを舞台にしたスポーツ・ノンフィクション 『オリンピア ナチスの森で』


1936年8月、ナチス政権下のベルリンで開催された第11回オリンピックを舞台に、日本人アスリートたちの勝利や敗北、歓喜や苦悩を描いたスポーツ・ノンフィクション。選手たちが主役ではあるが、挿話的に、オリンピック報道に携わったマスコミ関係者たちに関しても1章を割いてあり、こちらも面白かった。

古い時代の人たちばかりで、選手は誰ひとり知らなかった。知っている名前と言えば、ヒトラーやゲッベルスといったナチスの人間ばかり。それでもグイグイと読ませる筆致はさすが沢木耕太郎。

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