2011年12月5日

断言しよう、血液型占いは当たるのだ。

これまで、散々血液型占いを馬鹿にし、
血液型占いを信じている人に対しキツいことも言ってきた。

しかし、今、血液型占いは当たるという結論に達した。

改めて断言する。

血液型占いは当たる。


というより、まぁ、当たるようになっているんだよな。
占いなんて、そんなもんだよ。

俺が血液型占いに初めて接したのは小学生の時。
まだ、自分の性格がどうなのかも分かっていない時期だ。
そんな時期に、周囲が、やれA型は几帳面だとか神経質だとか、
O型は大らかだとか大雑把だとか、B型はどうだとか、
まぁそんなことを吹き込まれて洗脳されるのだからたまらない。

A型で大らかな子は、
「A型なのに大雑把だね」
と言われ、

O型で几帳面な子は
「O型のくせに神経質」
と言われて育つ。

誰だって、占いは自分のことを知りたいのだ。
自分がどんな性格なのか、どんな人生を歩むのか。
好奇心旺盛で感受性豊かな小学生時代に、
血液型ごとに分けられた性格分析をテレビや雑誌でまことしやかに語られたら、
そりゃ、その後の人格形成に多かれ少なかれ影響はありましょうて。

幸いにして、俺は自分の血液型を二十歳のときに知った。
だから、何型がどうだとか、あまりこだわらなかった。
自分を鑑定できない占いに興味なんて持てるはずがなかった。


それから、占いが当たる理由はもう一つある。
それは、当たった占いしか覚えていないからだ。
そもそも、
「よく当たる占い師」
は時々耳にするが、
「よくハズれる占い師」
なんて聞いたことがない。


たいがいの人の行動パターンはこ以下のような感じじゃないか。

占いに行って、何がしか占ってもらって……、

当たった → 周囲の人に「凄いよ」と言って宣伝。

ハズれた → わざわざ言いまわらない。


当たった占いは記憶に残る。
もし「当たる占い師」と紹介されてハズれても、大して記憶に残らない。
逆に「当たる占い師」と紹介されて当たったら、記憶に残るし宣伝もしたくなる。
「本当に当たったんだよ!!」と。


血液型占いの話に戻ると、大雑把なA型はたくさんいるし、神経質なO型もたくさんいる。
ところが、そういう人のことは記憶に残らない。
神経質なA型の人に対して、
「あの人、やっぱりA型だよねぇ」
大雑把なO型の人に対して、
「あぁ、O型だから雑だよねぇ」
そうやって言っているうちに、血液型占いが当たるというイメージが固まる。

テレビでアイドルが、
「私の知っているB型の人はみんな△△な性格だった」
と言っていたが、性格には「私の知っている」ではなく、
「私の記憶に残っているB型の人は」とすべきだろう。
いや、むしろ、「△△な性格だったB型の人“だけ”が記憶に残っている」のだ。

「◆◆な性格のB型の人」のことは記憶に残っていないし、
「△△な性格のA型の人」のことも気にしないから覚えていないだけなのだ。

これら二つの理由で、「血液型占いが当たる」というのは、
正確な言い方ではないにしても、当たらずとも遠からずとなる。


それでも、血液型占いは人気あるんだよなぁ。

<関連>
血液型占いなんて信じない、でも……
「当たる」占い師が流行るわけではない。

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