窪美澄の短編集。これまで読んだ彼女の小説は「連作」短編集が多かったが、本書はまったくつながりのない、それぞれが独立した短編集。
5編から成り、いずれも素敵な読書時間を与えてくれるのだが、読後感はどうかと言われると……、あまり良くない。ハッピーエンドでない、その先にまだドロドロした何かが待っていそうな、そんな空気感を漂わせて終わってしまうのだ。かといって尻切れトンボというわけでもなく、実に窪美澄らしい幕のおろし方である。
性描写もちょいちょいあるので、年ごろの子どものいる家庭ではリビングでの置きっ放し注意。
始めまして。
返信削除時々このblogを拝見させていただいてる者です。
今回の投稿とは関係無いのですが、
以前、「テレビドラマを見て泣いてるだけで人生満足か」…みたいな題名の本を紹介されていたと思うのですが、正確な著書名はどのようなものだったでしょうか?
お答えいただければありがたいです。
>匿名2015年10月30日 21:20さん
削除きつかわゆきお著『ドラマで泣いて、人生充実するのか、おまえ』です!
http://psichiatra.blogspot.jp/2012/03/blog-post_4545.html
お忙しいなか、返信していただきありがとうございます!
削除リンクもありがとうございます!
これからも興味深く、blog拝見させて頂きますm(__)m
>匿名2015年10月31日 22:32さん
削除今後もよろしくお願いします!