2017年6月7日

こんな看護師は100%嫌われる チーム医療を円滑にするための医師とのコミュニケーション術


タイトルに興味をひかれて買ってみた。

著者は医師なので「あるあるw」という感じで読めた。薄い本で文字もそう多くないので、あっという間に読み終える。

内容は主に電話のやりとりについてだったかな。院内PHS、あるいはオンコールでスマホに電話がかかってくる場合、医師はどんなトラブル報告かと身構える。ダラダラーっと状況報告をされて、緊張感を保って聴き続けた挙げ句、「患者さんは、いまはニコニコされていてバイタル安定しています。経過観察で良いですか?」なんて質問された日には「オイッ!」と突っ込みたくもなる。だから、真っ先に緊急度や重症度を伝えるなど、少しだけ工夫してもらえたら医師としても嬉しいなぁ、という話。

「こんな医師は嫌われる」というパートもあり、ここは他職種の人が読むと「いるいる、こういうダメ医師」と感じるだろう。同じ医師としても「いるよなぁ、たとえばアイツ……」なんて頭に思い浮かぶ。他山の石としなければいけない。

中身に比べて「100%嫌われる」というタイトルは、いささか釣り針が大きすぎる気がした。なんて書きつつ、自分自身そんな釣り針に引っかかったのだから、売り上げを伸ばす良いタイトルでもある。

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