2017年6月29日

プロ野球2番打者の技巧や心意気に感銘を受ける 『2番打者論』


プロ野球ファンではない人のうち、野球関係の本を読んだ数はきっと俺が日本一だろう。甲子園もプロ野球も観ないし、自ら野球をやるわけでもないのに、どうしてこうも野球の本に魅かれてしまうのか。それはきっと、野球にまつわるあれこれが「人生」や「精神科治療」に通じる部分が多いからだろう。ペナントレース、それぞれの試合、打順やポジションでの役割、個々の選手の生きかたや考えかた等々、野球の本を読むと人生についても治療についても多くのヒントが手に入る。

今回は「2番打者」にポイントを絞ったノンフィクション。プロ野球についてはほぼ無知なので、出てくる選手は知らない人ばかりだ。井端弘和、川相昌弘、新井宏昌、栗山巧、上田利治、箕田浩二、小笠原道大、豊田泰光、田中浩泰、本多雄一、田口壮。改めてこうして並べてみても、知っている名前は皆無である。かろうじて川相の名前を聞いたことがあるくらいか。そんな俺でも楽しく読めるのだから、野球関係のノンフィクションは不思議なものである。

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