2012年1月6日

受信、着信、発信、送信

受信は何かを能動的に受け取り、着信は受動的に何かが到着するイメージがある。いまは、一般的には電話が着信、メールが受信と使われているようだが、むしろ意図して出る電話こそ受信で、いつの間にか届いているメールが着信、というほうが、言葉の持つ意味としては近いような気がする。また、発信はターゲットを確定せずに拡散させ、送信は特定の誰かに対して届けるイメージ。情報発信とはいうが、情報送信とはあまり言わない。では電話もメールも送信が適当かというとそうでもなく、発信には現在進行形のニュアンスもあるため、電話にはやはり発信がしっくりくる。


こと情報に関する限りで言えば、人は4種類に分けられる。
1.受信し、発信する人
2.受信はするけれど、発信はしない人
3.受信はしないけれど、発信はする人
4.受信も発信もしない人

この中で、もっとも厄介なのが3番の人だ。もちろん、まったく受信しない人などいないのだが、正確な情報を受信する努力をせず発信しまくる人がいる。マスコミに3番タイプの人が多くいることがおそろしい。まさに言ったもん勝ちだ。

できれば1番のタイプでありたい。同時に、2番で留まっている人には、発信にも目を向けてほしい。あなたが「どうせこんな考えや情報なんて発信しても……」と思っている、まさにその考えや情報で、誰かの価値観や人生観、時には人生そのものさえ良い方向に変える可能性があるのだから。(ただし、悪い方向へと導く危険性も十二分にある……)

2 件のコメント:

  1. 同感です。この混迷はそこにあると思います。
    1が世界を変えるのかもしれない。

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  2. >佐平次さん
    ブロガーの多くは、受信し発信する人たちですもんね。
    もっと盛んになれば良いのに、と思います。

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