著者の
『裸の猿』が面白かったので、本書を購入。
驚いたのは、世界的に大ベストセラーになった『裸の猿』が、なんとわずか一ヶ月で書かれていたということ。著者はそうして得た大金をちまちま使うのは良くないと考え、妻子を連れて本国イギリスを飛び出し、マルタ島に家を買い、そこに6年ほど滞在する。なんと破天荒で、なんとカッコ良い生き方!!
本書はデズモンド・モリスによる滞在記・旅行記であると同時に、動物学者としての彼の人間観察や考察がチラホラと入る。世界中あちこちの話の中に、日本で3週間を過ごした時のことも一章を用いて書いてある。
全体を通してイギリス風のユーモアに満ちており、何度となくプッと吹き出した。旅行好き、人間観察好き(それもかなり本格的な)、ユーモア好きにはお勧めの本である。
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