2019年3月8日

絶対にネタバレしたくない! コンパクトな名作『プリデスティネーション』


ネタバレ許すまじ。

ここまでの内容を、よくまぁ90分程度にうまく収めたものだと感心した。最近の映画は長いものが多いし、本作もやろうと思えば、もう少し丁寧な説明描写を加えて120分から150分の映画にすることもできただろう。

それを敢えてこのコンパクトさにしたことで、話の展開が速くなる。省略された説明は、観客が自分の頭で考えて補わないといけない。その思考がついていけるか振りきられるか、そんな絶妙なラインを突いてきている。

物語の核となる二人(イーサン・ホークとサラ・スヌーク)の演技が素晴らしく、仮にネタバレしたとしても、彼らの演技を観るだけでも価値はあるだろう。どちらも初めて観る役者だったが、特にサラの演技にはこころ惹き込まれるものがあった。

とはいえ、やはり中身を知らずに観るのが絶対に良い。

俺の中では、名作として記憶にとどめたい作品。

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