2018年12月21日

読むと体が冷えてくる! 『八甲田山死の彷徨』


史実をもとにした山岳小説。それも199名が遭難死したという雪山遭難小説である。

こういう小説は寒い季節に読むに限る。外で吹きすさぶ北風の音を聞きながらの雪山小説は、暖かい部屋にいてさえ、なんだか自分の体がゾクゾクと冷えてくる。その感覚がたまらない。

あくまでも小説であり、史実とはけっこう異なるところもあるようだ。Amazon評価は高いものの、全体的にわりと地味で、派手なシーンはない。エンタテイメント性の高いものを求める人には不向きかもしれない。

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントへの返信を一時中止しています。
一部エントリでコメント欄に素晴らしいご意見をいただいており、閲覧者の参考にもなると思われるため、コメント欄そのものは残しております。
また、いただいたコメントはすべて読んでおります。