2014年4月30日

フェルマーの最終定理

高校時代は文系をとっていたが、古文や歴史は大の苦手だった。国語の現代文と漢文、それから英語に関しては多少の自信はあったけれど、それよりは数学のほうが得意だったような気がする。

超難関校を除いた普通の大学受験に必要な高校数学は、ある一定のパターンを覚え込んで、それらをどう当てはめて使うかだけの単純なものがほとんどだ。要は、たくさんの技を覚えて、それをどう組み合わせるかで、あとは「ミスしない計算力」が問われる。

フェルマーの最終定理
九大時代、理学部数学科の友人が「高校の数学は、本当の数学ではない」と言っていた。そして、この本を読んで、確かに高校数学なんて数学ではないと思ってしまった。ただし、本書は基本的には数学そのものではなく、数学と格闘してきた人たちの物語であり、理系ではなく文系に属するものだった(一部難解ではあるが、そんなもの理解できなくても大丈夫)。

ちなみに、フェルマーの最終定理とは、
『3 以上の自然数nについて、(Xのn乗)+(Yのn乗)=(Zのn乗)となる0でない自然数(X、Y、Z)の組が存在しない』
というもの。

なかなか面白かったので、知的好奇心に飢えている人にはお勧めである。

2014年4月28日

揺れる船の中の動画

これは凄い。そして、音楽選択がシュールである。

2014年4月25日

成仏しない

知人の僧侶から聞いた話である。

新興宗教にはまっていた中年女性が亡くなった。葬式は親が浄土真宗で行なったのだが、その僧侶が読経している間中、彼の耳元で、

「やめて……、やめて……」

と悲痛な声がしていたらしい。さすが僧侶と言うべきか、その声に彼は恐怖よりも哀れさを感じつつ読経を続けた。そうすると今度は、

「成仏しない! 成仏しない!!」

と叫びだし、ついにはラジオのノイズに似た高音の雑音になり、それからゆっくりと消えていった。

「読経の邪魔をする方、珍しくないですよ」

そう言って、彼は笑った。

実家の金魚

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2014年4月24日

もの凄くビックリした動画

閲覧注意!!
ありがちなドキッとする系だが、そう分かっていても驚いてしまった。雪道用タイヤのCMで、世界中でかなり観られているそうだ。いやはや、ようやるわ。

2人の子を同時に好きになっちゃったら……

2人の子を同時に好きになっちゃったら、2番目のほうを選びな。だって、1番目の子を本当に好きなら、2番目と恋に落ちるなんてありえないんだぜ。

これはジョニー・デップの言葉らしい。訳はジャック・スパロウを意識してくだけさせた。一瞬だけ良いこと言っているように見えるから不思議だ。

If you love two people at the same time, choose the second. Because if you really loved the first one, you wouldn't have fallen for the second.

2014年4月23日

折れた竜骨

折れた竜骨 上
折れた竜骨 下
なんとなくファンタジー戦記ものを予想していたら、ファンタジー系ミステリだった。そして、面白かった! いやー、好きだな、こういう雰囲気。米澤穂信の本は過去に2冊読んだんだっけか。どちらもそう面白いとは感じなかったんだけれど、これは良かった。改めて米澤の本をどれか買ってみようかという気になるレベル。一応書いておくと、二冊組で多そうに感じるけれど、中身はライトノベル。

2014年4月22日

赦す人

団鬼六(だん おにろく)という名前は、ビデオレンタル店でバイトしていた時代に何度となく目にした。それもアダルトコーナーで。俺の中では、SMものに関係している人、くらいの認識しかなかったが、どうやら「SMものの大家」であるらしい。

赦す人
それにしても凄い生き様だ。なんと言っても、とにかくカッコいい。近くにいる女性は大変だろうけれど、こんな男が近くにいたら惹きつけられるのも仕方がない。

文庫になるのを待とうとしたが、待ちきれずに単行本を中古で購入。読んだ結果、これは買って大正解。今のところまだ団鬼六のSM小説を買おうとは思わないが、『真剣師 小池重明』は買って読んでみることにする。

2014年4月18日

ごく平凡な記憶力の私が1年で全米記憶力チャンピオンになれた理由

ごく平凡な記憶力の私が1年で全米記憶力チャンピオンになれた理由
Amazonレビューの評価は非常に高いが、俺にとっては星3つかな。著者が記憶術を学んで、努力して、そして全米チャンピオンになるまでの描いてあるが、それだけでなく記憶のもつ意味や、歴史的なエピソード、サヴァン症候群などについても記載してあり、ただの「著者の成長記録」という本ではなかった。

「初日の出」の反対、12月31日の「終日の入」

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もうこれ撮ってから4ヶ月も過ぎちゃったか。

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2014年4月16日

新島々駅にて

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時を刻む

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子どもの頃、祖父の家にはネジ巻き式の壁掛け時計があって、各時刻にカーンカーンと鳴っていた。祖父が台に乗ってネジを巻いていたことを、時どきふっと思い出す。

2014年4月15日

0能者ミナト<3>

0能者ミナト<3>
相変わらずバランスのとれたラノベだった。続編も購入済み。

実家の花たち

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2014年4月11日

名古屋駅 ノーファインダー

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2014年4月4日

聖域

聖域
篠田節子のホラーではないし、Amazonの紹介にあるような「傑作ミステリ」では断じてないし、どういう分類が正しいのか分からないけれど、なんだかちょっと切ない話。宗教がらみのストーリーだが、別に宗教に造詣がなくても読める。

蔵書にするか迷ったが、図書館に寄贈する気にもなれず、蔵書決定。

2014年4月1日

『とりあえず俺と踊ろう』が本になります! \(^o^)/

このブログの中からセレクトされた記事が本になることが決定した。もちろんほとんどに加筆が必要だけれど。

ちなみに自費出版ではない。れっきとして出版社、新潮社である。最初は何かの詐欺かと思って慎重に対応していたが、どうやら本物のようだ。新潮社のホームページに記載してある電話番号にかけて、担当の人と話したから間違いない。

ただ、このブログ名『とりあえず俺と踊ろう』をタイトルにすることはできないらしい。できない、というより、それだと売り出せないということみたい。なるほど、こんなタイトルの本が書店に置いてあっても何の本か分からないもんね。

担当者のA・Fさんとああでもないこうでもないと話し合い、「精神科医の~」といった感じのものが良いだろうということになった。そこで、最終決定のタイトルをここに掲載しておくことにする。


『精神科医のエイプリル・フール』


今日は4月1日ですね。お粗末さまでした。