2012年7月6日

コラプティオ

コラプティオ
初めて読む政治小説。タイトル『コラプティオ』というのは、ラテン語で「汚職・腐敗」を意味する。

舞台は東日本大震災から3年後。カリスマ性のある総理大臣・宮藤を支える政治学者・白石と、白石の中学時代の同級生であり新聞記者の神林。この二人の視点を交互に移動しながら、政治世界の表舞台と裏舞台を描いていく。

震災後の原発がテーマだったこともあり、あまり身近でない政治の話でも飽きることなく読み通せた。amazonの評価も結構高い。ちょっとだけ骨太な小説を読みたいなと思っている人にはお勧め。
「私には希望がある」―国民の圧倒的支持を受ける総理・宮藤隼人。「政治とは、約束」―宮藤を支える若き内閣調査官・白石望。「言葉とは、力」―巨大権力に食らいつく新聞記者・神林裕太。震災後の原子力政策をめぐって火花を散らす男たちが辿り着いた選択とは?

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