2016年5月9日

「超一流にはなれなかった一流の人たち」の栄光と挫折 『四番、ピッチャー、背番号1』


「超一流にはなれなかった一流の人たち」の栄光と挫折を丁寧に追いかけた本。

甲子園で「4番、ピッチャー、背番号1」として活躍した栄光の後に待ち受ける挫折、その挫折の先に灯る光明。

9人の元選手をルポしてあり、いずれも読後感が良いのは、彼らが栄光も挫折も糧として、自らの「人生のエース」として輝き続けているからだろう。

甲子園にもプロ野球にもプレイ自体には興味がないのに、その世界に生きる人たちの心や考えには魅力を感じる。未だに記憶に残っている、甲子園で松井秀喜に連続四球を放った選手やチーム、監督に関しても描いてあった。

どの試合についても、試合そのものについてはサラッとしか触れておらず、メインは人の生き様である。野球ファンでなくても充分に楽しめるはずだ。

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