2017年4月17日

流行りものを観た、読んだ 『シン・ゴジラ』『この世界の片隅に』


全体的な雰囲気は嫌いじゃないが、いかんせん演技がどうしようもない。ひとまず主な俳優陣の良し悪しは置いておいて、エキストラ(?)とか、レポーターとか、よくこの演技でオーケー出したなぁと苦笑してしまい、まったくもって現実味をもって観られなかった。現実ではありえない話なだけに、逆にそういう細部のリアルさにこだわることで、グッと引き込まれると思うんだけどなぁ。

それから辟易したのはセリフの聞き取りにくさ。うちの子どもたちがうるさいので、セリフがちゃんと聞こえず字幕設定にして観た。しかし、途中で子どもたちが静かになった時でも、あまりきれいには聞き取れないことが多かった。俺が歳をとったからというのもあるかもしれないが、一緒に観た妻もちょっと聞き取りにくいことがあったようだ。現実での会話は演劇のようにハキハキとは喋らないが、だからといってリアルさを追求してボソボソ喋られても、観るほうにはたまらない。「リアルさ」と「聞き取りやすさ」を両立できる人が「名優」なのだろう、きっと。

エヴァンゲリオンのファンであり、ナウシカも好きな俺としては、庵野監督らしい場面や音楽が出たときには、思わず口もとがほころんでしまった。とはいえ、何回も観なおしたい映画ではなかった。



こちらは映画ではなくマンガ。一気読みして、決して面白くなかったわけでもないのだが、正直、映画がこれほどまでにヒットしている理由はいまいち分からない。

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