2017年4月19日

楽天的なハイディ・古賀の、波瀾万丈な野球人生! 『二軍監督』


プロ野球には興味がない、と言い続けている。先日、川崎宗則がメジャーから古巣のSBホークスに戻ってくるというニュースを見ていたら、妻から「川崎ってどこ出身?」と尋ねられた。「鹿児島」と即答した俺に、妻はあきれ顔で「野球に興味あるでしょ?」と言う。

「いや、野球には興味がないよ。興味があるのは、野球選手や監督なの」

俺にとっての野球は、観るものではなく、読むものである。

今回はハイディ・古賀という野球人についてのノンフィクション。本名は古賀英彦。読売ジャイアンツを3年で解雇され、単身アメリカに乗り込んでマイナーリーグで活躍し、3Aに上がるかもしれないというところで交通事故を起こし……、国際スカウトマンをやったり、アメリカのマイナーリーグで初の日本人監督をやったり、日本のプロ野球チームで通訳の仕事をやったり、二軍監督をやったり……。とにかく波瀾万丈という言葉がピッタリで、それを持ち前の楽天的な性格で乗り越えていく、というか、高い壁に自ら臆せず突っ込んでいく姿に勇気をもらえる。

今後も「プロ野球に興味はない」と言い続けるが、やはり選手・監督に関する本は面白い。

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