2018年2月2日

ストレス回避の上手・下手について、ちょっとした例え話を思いついた

食事中、飲みものや熱いものの入った容器など、倒すと大変なものは自然と奥に置いているはずだ。こういう「安全策」を子どもは上手くできないので、しょっちゅうコップをひっくり返す。そして、いつの間にか安全策が身につき、無意識に行えるようになっている。

同じように、「日常生活のストレスを安全な場所まで遠ざけておく」ことは、人それぞれが自然と身につけているものだが、中にはこれが極端に下手で、ことあるごとに「引っくり返してしまう」人がいる。

コップを倒してしまった子どもに、
「こうやってテーブルの奥に置けば倒しにくいよ」
と教えれば、その時点ではそれなりに理解するだろう。ところが、教えてすぐに上手くやれるようになるかというと、そうはいかない。ストレス回避も同じで、「ほら、こうすれば良さそうですよ」とアドバイスをされて理解できても、簡単に身につくようなものではない。

こんな例え話がなんの役に立つのかというと……。

たとえば、ストレス回避が下手で「たびたびコップをひっくり返してしまう」ような人がいるとして、その人にとっての「倒れにくいコップ」とはどんなものだろう、あるいは、そもそもその人に飲みものや熱いものは必要なのか、といった発想が出てくる。こうやって頭を少しだけ柔らかくできるのが、例え話の効用だろう。

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