2018年10月25日

体調モニタリングが下手な人のためのプチ・トレーニング

元気な日が続いてパタッと数日寝こむのを周期的に繰り返す人は、「体調モニタリング」が極端に下手なのかもしれない。だから、本格的な故障に陥るまで気づけない。気づいたときには手遅れで、パタリ……。

もう少し早めに不調のサインを見つけられるようになれば、少し変わるかもしれない。それはきっと、ほんの小さなサインだ。たとえば、二重まぶたが一重になる、逆に一重が二重になる。あるいは、ちょっとだけ便秘、オナラが臭い、朝から口の中に変な味がする、寝起きに目やにが少し多い、しゃっくりが続く、アクビが増える等々。

逆説的ではあるが、不調のサインの一つとして「いつも悩まされている不調が気にならなくなる」というのだってあるかもしれない。
「いつもの頭痛、肩こり、倦怠感その他の不調がない! 絶好調!!」
これが実は不調のサインという可能性だ。

こういう「体調モニタリング」が下手な人は、もしかすると体重コントロールも下手、というより、食欲や空腹・満腹感のモニタリングが下手かもしれない。

そこで、体調モニタリングのプチ・トレーニングとして、ほとんどの人が1日に2回以上はとっている食事を利用する。

最近、俺は食事を半分くらい食べた時点と、8割くらい食べた段階で、10秒くらい自分の食欲と空腹・満腹感の確認をしている。見た目の量や、同席した人の食べっぷりに惑わされることなく、自分のお腹、自分の頭、自分の食欲に尋ねてみるのだ。
「まだ食べたい?」
答えがイエスなら食べる、ノーならやめておく。もちろん「あと一口」「肉だけもう少し食べる」という微調整だってアリだ。とにかく、「目の前にあるものを全部食べる」という無条件の習慣をやめ、毎回の食事ごとに2回、10秒だけ、自分の身体と対話する。これは、体調モニタリングの良いトレーニングになるはずだ。

ダイエットにもなるので一石二鳥である。

1 件のコメント:

  1. この体調モニタリングって、人によって脳機能などの感覚統合の問題で過敏やとんまがありそうな気がします。多分、私は疲労感に関してとんま傾向があります。多分、他にも外部刺激に対してアドレナリンが感情に出ていたりとか色々ありそうですけど。その辺が、普段感じる疲労感や不調を感じにくくなってるってことなんでしょうね。

    掘り下げると、そのアドレナリン物質を誘発する「刺激(トリガー)」が何か?ってことまでモニタリングできるといいのかもですね。

    返信削除

コメントへの返信を一時中止しています。
一部エントリでコメント欄に素晴らしいご意見をいただいており、閲覧者の参考にもなると思われるため、コメント欄そのものは残しております。
また、いただいたコメントはすべて読んでおります。