2012年10月23日

夏の災厄

夏の災厄
わりとリアルなウイルス・パニック小説。患者が何万人も大発生するような終末世界という感じではなく、埼玉県昭川市という人口8万6千人の架空の街を中心とした感染症で、ハリウッドのパニック映画みたいに発症者がべらぼうに多いわけではない。行政の中の人たちのパニックぶりが見事に描かれていた。登場人物も典型的ヒーローやダークヒーロー、悪役がいるわけでもなく、どこか人間臭い人たちが織りなす群像劇で、ちょっと長いけれどそれなりに読めた。

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