同期の皮膚科医と会った際、この機会に皮膚科について教わろうといろいろ聞いてみたが、結局のところ、「(患者の皮膚を)実際にみないと分からない」という結論に落ち着いてしまった。このあたり、精神科と似ている。
そんな流れの中で、同期は、
「皮膚科は、抗真菌薬(水虫の薬)塗るか、ステロイド使うかのどっちかだから」
と笑っていた。これは同期に限らず、多くの皮膚科医がときどきやる自虐ネタで、研修医に対しても入局の勧誘で使われることがある。
しかし、この言葉にだまされてはいけない。それを言うなら、ボクサーだって「右手か左手を使えば良いだけ」なのだ。でも実際には、どちらの腕をどのタイミングで、どれくらいの強さで出すか、あるいは守りとしての引き際の見極めなどが勝敗を左右する。
皮膚科医が自らの仕事を自嘲的に語ったとしても、それはやはりプロの領域の話である。
小児はほっといても治る。ですかね。
返信削除>shin
削除小児科の先生はそう言うんだよな~。その「ほっといても良い」を見分けられるのが小児科医の眼力なのでしょう。