2014年5月21日

インコは戻ってきたか

インコは戻ってきたか
篠田節子が描く、響子という女性を主人公に、地中海に浮かぶキプロスを舞台にした冒険小説。冒険といっても中盤過ぎまでは、通奏低音のような不穏な雰囲気はあるものの、わりと穏やかなものである。またクライマックスに入っても、響子がアクションシーンを演じるわけではない。それでも全体を通してみれば、やはり冒険小説と呼ぶのが一番しっくりくる。

カメラを持って旅に出たくなった。

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