清朝末期を舞台にした、歴史小説、ではなく、歴史ファンタジー。主人公二人は実在の人物をモデルにした架空のキャラで、他には歴史上に名を遺した人たちがたくさん出てくる。
このブログのコメント欄でお勧めされて買ってみた本で、読んだ感想は大ヒット!! 何度となく目頭が熱くなった。
長い小説であり、中国名が面倒かもしれないけれど、この文庫本の親切なところは、見開き2ページの中で初めて出る中国読みにはすべてルビがふってあるところ。だから、わざわざページを戻って読み方を確認する必要がない。
夏休みのある人は、その期間のお供にどうぞ。
お、ついに(*^^*) 中国史物って漢字多くて食わず嫌いやったんですが、これだけは別物で。涙あり、笑いあり、高揚感ありで、これぞ小説と思います。ちなみに、春児の行方不明のお兄ちゃんの続編も割と面白いですよ♩でもこれが一番でしたが。私は昨夜、空飛ぶタイヤ一気読みで涙涙でした…先生の読書レビューは本当参考なります。これからも楽しみにしてます。
返信削除>遥さん
返信削除光緒帝と乾隆帝が寝ている珍妃の前でやる会話が爆笑ものでしたw
レビューを書くにあたってAmazonを調べていたら、『中原の虹』が春児の兄の話だと知り、どうしようか迷いましたが、やはりこれが一番とのことで、一応ここで踏み止まっておきます。積読が多すぎて……^_^;
『空飛ぶタイヤ』は家族がいるといないとで、読んだ時の身近さが違うと思います。独身時代に読んでいたら、果たしてあそこまで泣けたかどうか。