若い先生を指導する立場にあったときは、
「日常業務は60パーセントの力でやれ」
と言ってきた。これは、「トラブル発生時のための余力(緩衝材)を用意しておけ」ということであるが、同時に「平時の日常業務くらいは60パーセントの力でこなせるようになろう」という叱咤激励でもある。
「平時の日常業務は60パーセントの力で」って、少なくない!? それって、サボってない!?
そう感じる人もいるだろう。
みんな、自分の仕事を思い出してみよう。丸一日まったくなんのトラブルもないということは、きっとほとんどないだろう。60%を意識していても、小さなトラブル(ある程度の予測がつき、経験も活かせる)への対処でたいてい70%から80%は力を使っているものだ。だから、80%を意識して仕事すると、知らず知らず100%近くを出してしまっていて、すでに余裕はない。この状態で中等度以上のトラブル(予期しない、経験が活かせない)が発生すると、混乱やフリーズに陥る。
60%全力投球。
みなさん、これ覚えておきましょう。
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