2012年1月3日

原発問題について

東電関係者の会見では、「想定を超える揺れだったため」という説明が何度となくなされた。この言葉を聞くたびに、想定していれば防げたのかという疑問がわく。つまり、想定レベルをもっと上げていれば、こんな事態にはならなかったのか、ということ。原子力発電所を建設する時、当時の最高レベルの建築技術で造っていれば、事故に関する説明は「想定を超える揺れだったために起きた事態」ではなく、「最高技術をもってしても防ぎえなかった事態」となったはずだ。建設コストを抑えようという下心が今回の事態を招いたような気がしてならない。

トラブルが起きてしまえば、周囲への被害が甚大な原発。未来に起こりうる地震規模の想定などせず、当時の最高技術で建築すれば良かったのだ。
「その最高水準の建築も役に立たないような地震が起きたらどうなるの?」
という質問に対して、
「そんな地震があれば、原発の心配なんていりません。誰も生きていませんから」
と返せるくらいの、安心安全な建築をしておくべきだった。
そして、
「大地震の時に、一番安全な避難場所は原発施設なのです」
と胸を張れるくらいの造りにしておけば、東電がここまで責められることもなかった。

原発というリスキーなものを建築するにあたって、「未来の地震規模を想定する」という下心を出してしまったのだから、今回の原発関連のトラブルが人災と言われるのも仕方がない。

2 件のコメント:

  1. 株主がいて毎期の利益、株価を気にする民間企業に原発をやらせたらこういう事態は起きても不思議ではないと思います。
    原発はやるべきではなかったし、やるとしても国営でやるべきでした。
    でも国営にしたらもっといい加減だったとも思いますね。

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  2. >佐平次さん
    国営は確かに……、ひどいことになりそうな気もしますね……。
    いま90%原発を止めているみたいですが、この真冬でまったく停電なし。
    「足りなくなる」「計画停電」「下手したら一斉停電」とは何だったんでしょうね……。

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